ブログ オルドリッジ ポポビッチ

Published on 10月 8th, 2017 | by Tunaパスタ

0

ラマーカス・オルドリッジ 「ポポビッチHCと腹を割って話した」

ちょうど2017年のプレーオフが終了した頃、サンアントニオ・スパーズ周辺から「ラマーカス・オルドリッジがチームに不満を抱いている」という噂が出ていた。オルドリッジ本人によれば、どうやらその情報は決して間違っていなかったらしい。

オルドリッジはスパーズのトレーニングキャンプでESPNの取材に応じ、当時の噂や心境について言及。オフシーズンにはグレッグ・ポポビッチHCの元を訪れ、思いの丈をぶつけてきたそうだ。

「率直に意見を言わせてもらった。少し図々しかったかもしれない。だけど彼(ポポビッチHC)はオープンな姿勢で応じてくれた。そこで僕は、スパーズに移籍してからどうだったが、どんな風に感じていたかなど、胸の内を明かした」

「(ポポビッチHCは)最初は驚いた様子だった。僕が本当にチームに不満を持っていたなんて、考えていなかったのだと思う。だけど僕がそのことを口にすると、真剣に話を聞いてくれた。有意義な会話ができたよ。僕はスパーズのシステムに上手くフィットできていない、本来の良さを十分に発揮できていないと感じていたんだ」
– ラマーカス・オルドリッジ

相談を受けたポポビッチHCは、オルドリッジの訴えを理解したようで、ESPNの取材で「不満を持つのは当然」とコメント。主力選手と本音でコミュニケーションできたことで、チームのさらなる成長につながればと願っている。

「彼(オルドリッジ)は、スパーズに来る前に9年間プレイしてきた選手だ。新しいプログラムに慣れるには時間がかかる。しかも彼の場合は、9年の経験を積んだ後に、まったく違うことを学ばなければならなかったのだから、不安になるのも当然だ」

「我々は、どうすれば彼がもっと伸び伸びとプレイできるようになるか、どうすればチームが成長できるか、について話し合った。ただ話題は主にオフェンスに関してだ。ディフェンス面では、彼は本当に素晴らしかった。今後は、彼がオフェンスで心地良く自分らしさを発揮できるよう、もう少し手を貸してやらなければならない。その点で、私はあまり良い仕事ができていなかったようだ」
– グレッグ・ポポビッチ

2016-17シーズンのオルドリッジは、ルーキーシーズン以降でワーストとなる17.3得点、7.3リバウンドを平均。2年前に移籍した当時は、ダブルエースの1人としてチームを引っ張るはずだったが、昨季は完全にカワイ・レナードの陰に隠れてしまい、2012年から続いていたオールスター出場を逃している。

6月のドラフト前には、スパーズがオルドリッジのトレードを検討しているという報道が出たりもしたが、結局は実現しなかった。オルドリッジは放出の噂が報じられてもほとんど気にしなかったらしく、オフシーズンはワークアウトに専念していたという。

「トレードはNBAの一部で、常に起こりうることだ。もう慣れたよ。僕がコントロールできるのは自分自身のことだけなので、それに専念した。今夏は一生懸命ワークアウトして、成長できたと思う。ポートランドにいた若い頃なら、(トレードの噂で)気を悪くしていたかもしれない。だが今は大人になり、リーグの在り方を知っている。これはビジネスなんだ。もうそのことで傷ついたりはしない」
– ラマーカス・オルドリッジ

チームメイトのマヌ・ジノビリも、気持ちを切り替えたオルドリッジの活躍に期待を寄せている。

「トレードの話がどこまで進んでいたのかは分からない。僕が知っているのは、彼がチームに残り、ここにいることに満足し、戦う準備ができているということ。そしてここ数年と同じように懸命に努力して、チームに貢献してくれるだろう」
– マヌ・ジノビリ

▼まだまだオフェンスの軸になれる実力はある

今季スパーズのオフェンスで、オルドリッジの貢献度を増やすための鍵となるのは、アーリーポストアップだ。とにかく全力でコートを走って、素早くポストでポジションを取り、積極的にアタックする。

「今年のスパーズの戦略の一つは、僕やパウ(ガソル)、あるいは他のビッグたちが走ってダックインした時は、『ボールをポストに動かす』に力を入れることだ。昨季はポストから攻めようとせずに、他のエリアから攻めようとしていた。だけど今年のチームは、『もしビッグが走ってダックインしたら、そこにボールを回す』という部分を重視している」

ポポビッチHCがオルドリッジの不満や希望を理解したからといって、それだけでボールタッチの回数が自然と増えるわけではもちろんない。チームメイトがアジャストするだけでなく、オルドリッジもこれまで以上にハードにプレイして、パスをもらえる状況を自ら作り出さなければならない。昨季まではそれができていなかったと、オルドリッジ自身も認めている。

「僕にボールを回すのは二の次だった。それは僕の責任であり、チームの責任でもある。(ポゼッションの序盤で)ボールが回ってくると思えなかったんだ。そんな気持ちがあったから、恐らく僕は全力でフロアを走れていなかったし、ちゃんとディフェンダーをシールできていなかった。そうすると、チームメイトは僕にパスを回そうとしなくなった。しばらくしてお互いにそのことに気がついたが、すでに手遅れだったんだ」

「だけど今年はアーリーポストアップが重点になるので、これまで以上にハードに走りるつもりだ。そしてもっとハードにダックインすれば、チームメイトは早いタイミングで僕にボールを回そうとしてくれるだろう。状況は改善するはずだ」

「オルドリッジがチームを離れたがっている」というニュースが出た時はどうなることかと思ったが、正直に意見をぶつけ、一緒に解決策を模索することで、とりあえず前に進めた様子。チームはこんな風にして少しずつ成長していくのかもしれない。フランチャイズスターのカワイ・レナードも、「今季はもっとお互いに会話して、より良いケミストリーを構築していく」と語った。

「今でもオールスターのレベルでプレイできると思っている。選手としてリーグのトップ10~15位から外れるほど衰えたとは感じていない。まだチームの勝利に貢献できるし、支配的なパフォーマンスもできる。僕はやるべきことをやった。オフは精一杯努力した。それが報われることを願っている」
– ラマーカス・オルドリッジ

心身ともにリフレッシュしたオルドリッジが今季にどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。

参考記事:「ESPN

Tags: ,


About the Author

いつもたくさんのコメントをありがとうございます。最近、返信が遅くなっており、申し訳ありません…



Back to Top ↑