ブログ カリーム GOAT

Published on 8月 4th, 2018 | by Tunaパスタ

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カリーム・アブドゥル・ジャバー 「GOATなんて存在しない」

ジョーダンorレブロン?バスケットボール史上で最も偉大な選手、「Greatest Of All Time」(GOAT)は一体誰なのか?これは、NBAファンならば誰もが一度は思いを巡らせたことがあるであろうポピュラーなトピックだ。

「GOAT議論」には明確な判断基準がないため、どの功績を重要視するかによって意見が分かれてくる。バスケットボールに与えた総合的な影響力の面で見ればマイケル・ジョーダンを選ぶ人が大多数かもしれないが、リーグ制覇の回数ならばセルティックスのビル・ラッセルがダントツトップ(キャリア13シーズン中11シーズンで優勝)。個人の記録では、ウィルト・チェンバレンの右に出る者はいないだろう(100点ゲームやシーズン平均50.4得点など)。あるいは5年後には、レブロン・ジェイムスこそ史上最高の選手と言われるようになっているかもしれない。

とても面白い論題ではあるが、バスケのようなチームスポーツで個人を取り上げて、誰がナンバー1かを決めるのは非常に難しい。同世代かつ同じポジションの選手ならまだしも、ルールすら違う別時代の選手を比較して優劣をつけるなんて、ほぼ不可能とも言える。

NBAキャリア通算得点の記録保持者であり、「最も偉大な選手」の一人に数えられるレイカーズレジェンドのカリーム・アブドゥル・ジャバーは、そもそも「GOAT」自体が存在しないと考えているらしい。ESPNの『The Undefeated』のインタビューで、「GOAT論争」について次のように切り込んだ。

「GOATについての議論は、テーブルに座ってピザを待つ間の暇つぶしだ。『空を飛ぶ能力と透明人間になれる能力のどちらが欲しい?』というトピックを話し合うのとさほど変わらない。私が誰かの『GOATランキング』に含まれているかどうかなど気にしない。全力でプレイして、チームメイトに貢献した。私がキャリアを終える時に最も重要だったのはそこだ」

「GOATなど存在しない。その理由は、バスケットボール選手は誰もが違う環境や状況でプレイしているからだ。ポジションは違うし、ルールも違う。チームメイトやコーチも違う。選手たちはそれぞれが置かれた環境に適応し、力を発揮できる方法を見出さなければならない。バスケットボールは『Highlander』(ファンタジー映画)ではないんだ。GOATが一人である必要はない」
– カリーム・アブドゥル・ジャバー

『The Undefeated』がカリームのコメントをインスタグラムにシェアしたところ、デビュー前からずっと先人たちと比較され続けてきたレブロンをはじめ、ドウェイン・ウェイドやポール・ミルサップらベテランスターたちが「いいね」を押し、「真理」「リスペクト」などと賞賛のコメントを残していた。

カリームの言う通りだと思う。すごく個人的な話になるが、「1からチームを始めるとすればコービー・ブライアントとティム・ダンカンのどちらを選ぶべきか?」について、ある友人と何度も言い争いをした経験がある。

コービーとダンカンは、90年代ドラフト組の中で最も成功を収めた2人。コービーは歴代屈指の得点力と絶対的なカリスマ性、ダンカンは歴代屈指の守備力とアンセルフィッシュなリーダーシップ、といった具合にフランチャイズプレイヤーとしての素質は違ったが、どちらも5回のリーグ制覇を成し遂げ、生涯一球団を貫いたレジェンドだ。

スパーズファンとレイカーズファンによる議論だったこともあり、どれだけ話しても平行線のままで決着がつかず。お互いに熱くなりすぎることもあったが、最終的には「どちらも違うベクトルで同じくらい偉大。レイカーズならコービー、スパーズならダンカンが正解」という着地点に落ち着いた。

▼コービー&ダンカン

一方で、「レブロンはジョーダンを超えられるか?」という議論についてはどうだろう。そもそも「ジョーダンを超える」ってどういうこと?どこまでいけばジョーダンを超えたことになるのか。

優勝回数?MVP受賞回数?キャリア成績?ジョーダンが優勝6回、MVP受賞5回を達成したのに対し、現時点でレブロンは優勝3回とMVP4回。もしレブロンが5つ目のMVPを獲得し、デュラント加入後のウォリアーズを破ってLAにチャンピオンシップをもたらし、さらにカリームのNBA通算得点記録を塗り替えることができたなら、「ジョーダンを超えた」と認められるようになるだろうか?

極めて難しいチャレンジではあるが、決して達成不可能ではない。現在レブロンとカリームの通算得点の差は7350点。もしレブロンがレイカーズでの4シーズンすべにフル出場し(328試合)、その間に22.41得点を平均できれば、新記録の誕生となる。

ただ、レブロンが上記の条件をすべてクリアしたとしても、ブランド力や世界的な知名度、ファイナル成績、さらにキャリアで何度も移籍したことなどを指摘し、「ジョーダン超え」を認めないとする声は少なからず出てくるだろう。実績の面で見れば、リーグ制覇回数の他にも、ダンクコンテスト優勝経験やオール・ディフェンシブ・チーム選出回数など、現時点でジョーダンがレブロンに優っている部分はいろいろある。ジョーダンはそれほど偉大で絶対的な存在だった。

皆さんは誰がGOATにふさわしいと思いますか?それとも議論すること自体が無意味だと思いますか?

参考記事:「The Undefeated

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いつもたくさんのコメントをありがとうございます。最近、返信が遅くなっており、申し訳ありません…



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