ブログ カイリー・アービング トレード

Published on 8月 23rd, 2017 | by Tunaパスタ

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カイリー・アービング、セルティックスに移籍

リーグに衝撃を与えたカイリー・アービングのトレードリクエストから約1ヵ月、大きな勝負に出たのは、クリーブランド・キャバリアーズのカンファレンスライバルだった。

ボストン・セルティックスは現地22日、キャブスとの間でトレードが成立したことを発表。アイザイア・トーマス、ジェイ・クロウダー、アンテ・ジジッチの3選手とブルックリン・ネッツの2018年ドラフト1巡目指名権を放出する代わりに、キャブスからカイリー・アービングを獲得する。

正直なところ、まったく予想外の結末だ。アービングがトレードを要求しているというニュースが最初に報じられた時、本人が希望する移籍先にセルティックスは含まれていなかった。アービングの契約はあと2年しか残っていないが(2019-20シーズンはプレイヤーオプション)、あのダニー・エインジ球団社長がこれだけ多くを手放してもトレードに踏み切ったということは、再契約できるという確信みたいなものが何かあるのかもしれない。

昨季のアービングは、レギュラーシーズン72試合でキャリアベストとなる25.9得点、6.0アシスト、スリー成功率40.1%を平均。守備があまり得意でなく、健康面でもやや不安のある選手だが、1on1スコアラーとしての実力はリーグ屈指で、キャブスの初優勝を決めた2016年ファイナル第7戦でのクラッチスリーなど、大舞台でステップアップできる勝負強さは証明済みだ。ゾーンに入った時はどんなディフェンダーが相手でもショットを決めまくるスキルがあり、今夏にセルティックスからトレード放出されたエイブリー・ブラッドリーも、「ガードするのが最も難しい選手」とアービングを大絶賛している。

▼アービングのクラッチショット集

今回のトレードにより、セルティックスは昨季の先発ラインアップからチーム残ったのがアル・ホーフォードのみとなる。エースのトーマスをはじめ、ベストディフェンダーのブラッドリー、オールラウンダーのクロウダーら主力を一斉に失うこととなったが、今夏はアービングの他にも、オールスターのゴードン・ヘイワード、さらにトレードでマーカス・モリスを獲得した。

ロスターの戦力的に昨季よりも強くなったのかどうか、今の時点で判断するのは難しいが、長期的なチーム作りの面で見ればさらに一歩前進したと言えるかもしれない。新生セルティックスがブラッド・スティーブンスHCの指揮下でどんなチームになるのか非常に楽しみだ。

ただ、昨季にスターへと大躍進してチームを引っ張り、ファンたちからも愛されたトーマスが、こんなにもあっさりとトレードされてしまったのは、少なからずショックだ。トーマスは来季で契約終了となるため、セルティックスとしては2018-19シーズンに30歳となる身長175cmのポイントガードとマックス契約を結ぶのにやや抵抗があったのかもしれないが、やはりNBAはビジネスなのだと痛感させられる。

「アイザイアはセルティックであることの意味を体現してくれた。彼はその情熱と人柄でファンたちの心を掴んだ」
– ダニー・エインジ球団社長

▼ケビン・ラブとトーマスは学生時代にもチームメイトだった。トーマスはラブの家によく泊まりに行っていたらしい

一方のキャブスにとって、今回のトレードは大勝利だったと言えるだろう。

アービングを失ったのはもちろん痛いが、アービングとほぼ同じレベルのトップスコアラーと、複数のポジションにスイッチできる優秀な3&Dウィングを獲得。加えて、上位5位指名になる可能性も高いネッツの2018年ドラフト指名権まで手に入れた。チームを出たがっていた選手と引き換えにこれだけ獲得できれば上出来だ。来夏にトーマスとの再契約をどうするかという問題はあるが、戦力的には昨季よりもパワーアップしたと言えるかもしれない。

さらにキャブスは、アービングの高額サラリーを手放したことにより、来季のラグジュアリータックスを2900万ドルほど節約できるようになる(7840万ドルから4930万ドルに減少)。

同じカンファレンスのライバルチーム同士が主力選手を交換するというのは極めてレアだ。なおアービングの古巣初凱旋は、シーズン開幕日の10月17日となる。

Image by Keith Allison

参考記事:「ESPN

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いつもたくさんのコメントをありがとうございます。最近、返信が遅くなっており、申し訳ありません…



  • PON

    ぎょええええええええええ
    という言葉しかありません。本当にびっくりしました。まさかのセルツ。
    あまり期待のなかったイーストも、これで見逃せなくなりました。ITはセルツの頃より負担が減って、ケガも少し安心かな。
    しかしまぁ2011年のドラフト1位と、最終60位のトレード。感慨深いですね。
    個人的にはウルブズ・アービングが見てみたかったのですが…

    • celtics

      英語ではセルティックスをセルツとは略さないから違和感がある

    • 本当にびっくりですよね!?こんなに早く決着がついたこともそうですが、まさかライバルチームのボストンになるとは…。
      そう言えばカイリーとITは2011年ドラフトのトップとボトムでしたね。しかも来季キャブスでアイザイアのバックアップPGを務めるのが、元ドラフト1位のローズという…。

  • kon

    このトレードはセルティックス何考えてるのか分からないですね。折角再建からアイザイアが中心になってレギュラーシーズン1位とったばかりなのに、そのアイザイアに加えてクロウダーまで放出して、カイリー取るなんて…。個人技のスキルでは右に出るものはいないかもしれないカイリーですが、レブロンがキャブスに帰還する前やレブロン欠場中の試合を見る限りファーストオプションになったときチームを勝たせるプレイヤーではないと思うんですけどね。セルティックス昨シーズンのように勝つのは難しいでしょうね。

  • トラ

    私はセルティックスナイスディールだと思います。
    今シーズンキャブスに負けたとしても来シーズンほとんど主戦力を失わずに臨めます。
    一方、キャブスは来オフにレブロンとITとの契約交渉があり双方に実力相応のマックス契約レベルのサラリーを払うとラブTTスミスシャンパートらの放出でもしない限りサラリーキャップを大幅にオーバーしてまともな補強が出来ません。(ラリーバード例外条項使えば契約自体は可能ですよね!?)
    またレブロンが噂通り移籍もしくは膨大なタックス払ってまでITにマックスは払えないとチームが判断せざるを得ずITが移籍した場合
    セルティックスにとってイースト制覇の最大のチャンスが訪れます。
    キャブスはレブロン去ってチーム解体してもネッツのドラフト権でスムーズな再建も可能でリスクヘッジは出来てるので悪くはないですがセルティックスは
    翌々シーズン見越した素晴らしい判断をしたと思います。

  • お茶

    セルティックスほ結果が今後どうなろうともかなり大きく動きましたね
    クラウダーの守備と使いやすさは今期のセルティックスの核の一つでしたでしょうし、今季形成したケミストリーがガラリと変わるでしょうし
    とにかくハッキリしていることは、ボストンはレブロン衰退後の覇権を狙っているということでしょうかね。これだけライバルに流すというのは
    セルティックスはモリスがきたとはいえ4番ポジションの守備、インサイドの守備をどう立て直すのかが気になるところです。

  • まー

    アービングは残りの契約期間の間にさらなるトレードの駒として使われそう。サイズ、能力、年齢でトーマスよりは確実にトレードの餌になれる。
    東を制したチームにトーマスその他を放出する度胸があるならエインジには出来る。
    そしてテイタムをキープできたのがトレードの肝だ。身体がもう少し強くなれば素晴らしいキャリアを送れると思う。
    個人的には新人時代のレブロン、デュラント、カリー、その辺の選手をサマーリーグで見たときと同じような衝撃を受けた。とにかくスマート。
    エインジはテイタム中心でチームを運営していくと思う。

  • 星人歌スキ

    個人的には、セルツには良かったと思います。昨年のプレイオフを見る限りでも、トーマスの得点力をプレオフ、セミファイナル以上レベルの戦いだと正直囲まれて通用しない事は正面されてると思います。
    (ケガしてなくても好き勝手得点するのは難しい)

    逆にアービングは相手がどこであろうと一定の得点力は見込めます。

    クラウダーが抜けてDは劣りますが、アービング、ヘイワードの加入でオフェンスはかなり向上したと思います。

    キャブスは躍起になってアービングを潰そうとするだろうし、セルツも意地でも勝とうとするだろうし、遺恨は残りましたが、リーグ的にはかなり盛り上がるようになって面白くなったと思います。

    アービング独り立ち頑張れ!

  • ゆうき

    開幕戦の注目度がはねあがりましたね(。>д<)それにしてもそうですかセルティックは2代目ブラックマンバを獲得しましたか笑これはこれで色んな意味で面白いですね(ノ´∀`*)

  • AI

    はぁぁぁ???ふざけんなよ!!!
    だったら指名権の他にスマートとクロウダー獲れや!
    えっトーマスとクロウダー獲れたの?アイザイアな彼だよ?マジで?
    ついでに若いセンターも?
    お、おう…

  • GEORGE

    Cavsは随分と高く売りましたね。 これではどのチームも応じることはできないですね。D-Roseはベンチスタートでしょうか? PG D-Rose SG IT のラインナップも面白そうです。SFの調整が必要となりそうですね。 どちらのチームも来期及び数年先を見据えて動きですね。

    C- Tristan Thompson, Edy Tavares, Ante Zizic (R)
    PF- Kevin Love, Channing Frye
    SF- LeBron James, Jae Crowder, Jeff Green, Kyle Korver, Richard Jefferson, Cedi Osman (R)
    SG- JR Smith, Iman Shumpert
    PG- Isaiah Thomas, Derrick Rose, Jose Calderon

  • nino

    ITはスコアラーで人気は高いですがディフェンス力がなく、健康状態も不安と扱いづらい面もありましたから、もとから出すつもりだったなら、BOSは良い決断をしたと思います。
    アービングは最低でもあと2年使えますし、もし駄目だったら来年再度トレードする手もあります。

    キャブスはロスター整理が必要だと思うのですが、誰を残すんでしょうかね……

  • ケンタブー

    セルティックスはカイリーを手に入れキャブスを倒せるのか。
    ベンチの層を増したキャブスは王者GSWを陥落させられるのか。

    このオフは例年にないスタープレイヤーの移動があり、
    各チームの新戦力がどんな輝きを見せるのか楽しみになって来ました!

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