ブログ クリッパーズ サンダー 第5戦 ドックリバース

Published on 5月 15th, 2014 | by Tunaパスタ

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クリッパーズのリバースHC、第5戦での審判の判定に怒り

まさに大波乱の結末となったクリッパーズ対サンダーのWCセミファイナル第5戦。サンダーが第4Q残り50秒から7点差をひっくり返し劇的な逆転勝利を飾ったのだが、この試合最大の局面でレフリーが下した“疑惑の判定”に対して、クリッパーズのドック・リバースHCが怒りを露わにした。

問題にされているのは、第4Q残り11秒で起きたアウト・オブ・バウンズの判定:

 

スローでみても、判定は非常に難しい。この時点でリード2点していたクリッパーズとしては何としてもポゼッションを奪いたいところだが、リプレイレビューの結果、審判はサンダーにボールを与えた。最終的に、この判定が試合の行方を決することとなる。

▼第5戦最後の1分

※追記

よほど審判のコールに納得がいかなかったのか。試合翌日、マット・バーンズは自身のInstagramアカウントに「これで俺の手に当たったなんてありえないよな?」というコメント付きでアウト・オブ・バウンズの瞬間のアップ写真を投稿した:

※   ※   ※

リバースHCは試合後のインタビューで、残り11秒でのアウト・オブ・バウンズの判定に対し憤慨。「不公平な判定で勝利を奪われた」と激しい口調で抗議した。

「誰が見ても我々のボールだ。審判はあのプレーがファウルだったと考えたため、(笛を吹かなかった)埋め合わせでサンダーにボールを与えたのだろう。

「あれは我々のボールで、我々の勝ち試合だった。あの判定のせいで勝利を略奪された。スタジアムにいた誰もが見たはずだ。だから審判がサンダーにボールを与えたとき、全員がショックを受けた。あれは我々のボールだ」

「我々がミスを犯したのは確かだ。ターンオーバーやスリーポイントでのファウル。自らの手で勝利を逃した部分もたくさんある。だが結局のところ、我々にはちゃんと検証すべきビデオ判定のシステムがあったはずだ。あの時のリプレイがなかったなんて言い訳は聞きたくない。そんなものはただのたわごとだ」

「我々はラスト3分でプレーすることを止め、時間を消費することに徹してしまった。大事な場面でターンオーバーを喫し、タイムアウト明けにもデュラントがスリーを放つ前にファウルすべきだったがやらなかった。我々は見るに堪えないミスを連続で犯してしまった。それでも、ボールがこちらにコールされていれば、我々にはまだ勝利を手にする権利があったんだ。だがそうはならなかった。非常に残念だ。我々にはあと2試合残されているが、あの判定はシリーズの勝敗を決定するコールになるかもしれない。こんなのは間違っている」

▼「That’s our ball!!」と叫ぶリバースHC

NBAは試合後、“疑惑の判定”に関して次ような説明文を出した:

「試合時間残り11.3秒でボールがアウト・オブ・バウンズとなり、審判はサンダーにボールを与える判断を下した。その後インスタントリプレイによりプレーの検証を行った。フロアでの判定を覆すためには“明確かつ決定的な”証拠が必要となるが、リプレイにはそのような証拠が見られなかった」

※   ※   ※

疑惑の判定うんぬんよりも、そもそもクリッパーズはあのアウト・オブ・バウンズに勝敗を左右されるような状況にいるべきではなかった。

残り50秒でクリッパーズのリードは7点。ところが次の30秒間でデュラントに5連続得点を許してしまい、2点差にまで迫られる。

続いてファウルを予想してシュートモーションに入ってしまったクリス・ポールがウェストブルックにボールを弾かれ、まさかのターンオーバー。そして“疑惑の判定”を経て、再びクリス・ポールがスリーを放ったウェストブルックにファウルするという痛恨のミスを犯してしまう。

結果、ウェストブルックは決勝点となる3本すべてのフリースローを沈め、サンダーが逆転するに至った。「これのどこがファウルなんだ!!」とする嘆きの声もたくさん上がったが、別の角度からみると、ポールは明らかにシューティングハンドに触れている:

さらにクリス・ポールは逆転を狙った最後のポゼッションでもボールをターンオーバー。らしからぬミスの連続で、クリッパーズ敗北の最大の原因を作ってしまった。

ポールは試合後のインタビューで、「負けたのは僕の責任だ」と失望の表情を浮かべながらコメント:

クリス・ポール 第5戦 ポストゲームインタビューscreenshot via nba.com

「これまでのバスケ人生の中で最もつらい負けだった。試合の最後に起きたことはすべて僕の責任だ。残り17秒でのターンオーバーは、最も愚かなプレーだった。それからスリーポイントシュートにファウルしたことも…。酷いバスケットボールだった」

「最後のプレーで逆転するチャンスがあったにもかかわらず、シュートを打つことすらできなかった。本当に愚かだ。僕はチームのリーダーであるべきなのに」

※   ※   ※

サンダーはこの日の勝利でシリーズを3勝2敗とし、WCファイナル進出に王手をかけた。クリッパーズの生き残りをかけた第6戦は、15日にロサンゼルスで行われる。

Thumbnail:「YouTube

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いつもたくさんのコメントをありがとうございます。最近、返信が遅くなっており、申し訳ありません…



  • 歯に衣

    LACファンとしては辛すぎる2日間でした。アウトオブバウンズについてもそうですが、ポールのファールも納得がいきません。「ヒジに触れているか否か」ではなく、「慣習としてこの程度の接触でファールをとるか否か」と言えば、ノーではないかと思っています。。
    「NBAが今年のMVPも所属するサンダーに贔屓をした」とは思いませんが、勝負のアヤというにはあまりにも辛い判定でした。
    この試合に勝ってさえいれば、LACが優勝した可能性だってある(もちろんまだゼロではないんですが、そう思えるほど気持ちが切り替えられません)。激戦のウエストでこんなチャンスは来期以降二度と来ないかも知れない。辛いです。

    • tunadrama

      お気持ちはよくわかります。私もライブでゲームをみていて愕然としました。後味の悪い試合でしたね。

      残り50秒でクリス・ポールがジャンプショットを決め7点差としたとき、「この試合終わったな」と思い、昼ご飯のハムエッグの調理にかかったのですが、数分後に試合に戻ってみるといつの間にか2点差になっていました。

      ジャッジ面でのホームコートアドバンテージはやはり存在すると思います。審判も環境に左右される“人間”ですから、今回のアウトオブバウンズにせよ3Pのファウルにせよ、もしこれがクリッパーズのホームコートであれば判定は逆転していたかもしれません。

      とはいえ、どんな場合でもシューターのシューティングハンドに触れれば、やはりファウルを取られるべきだと思います。

      今回のと全く同じような状況が第1ラウンドのウォリアーズ第3戦でもありましたが、その時は運よく笛は鳴りませんでした:

      正直なところ、第5戦のラスト20秒はプロとは思えないほどのグダグダっぷりでした。クリス・ポールのターンオーバーに始まり、ウェストブルックの意味不明なスリーポイントアテンプト。そしてそれをファウルしてしまったポール…。

      とにかくシリーズが第7戦にまでもつれ込むことを期待しています。

  • ジョー・クロフォード

    >「ヒジに触れているか否か」ではなく、「慣習としてこの程度の接触でファールをとるか否か」と言えば、ノーではないかと思っています。。

    はぁ!?って感じですよ。シューティングハンドに手をベタっとしているのが見てわかりますよね。結果的にヒジをうまく利用できず、シュートはエアー・ボールに。
    「この程度」というのがわかりません。じゃああの場面で、ラッセルが骨折するほど力の限り叩いてシュートの妨害をするのはファールで、シュート動作&ボールの起動を左右するシュートハンド(基点となるヒジあたり)を控えめに触れて抑えるのはファールではない、いやいやそんなことないですよどっちもファールですから。
    ファールですよ、これは誰がジャッジしても。
    逆の立場で考えてみてください。でしょう? 贔屓のチームだから、あんなのファールにしなくても・・・と思うだけですよ。実際、ファールです。

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