プレイオフ スパーズ サンダー 第2戦

Published on 5月 3rd, 2016 | by Tunaパスタ

12

【SAS-OKC第2戦】オルドリッジの41得点もスパーズは勝利ならず、シリーズ1-1のタイに

現地2日にAT&Tセンターで行われたサンアントニオ・スパーズ対オクラホマシティー・サンダーのカンファレンスセミファイナル第2戦は、終盤にスパーズのカムバックを逃げ切ったサンダーが98-97で勝利。第1戦の惨敗から見事立ち直り、シリーズを1勝1敗のイーブンとした。

この日の試合は、序盤から攻守でアグレッシブにプレーしたサンダーが、開始6分30秒で17-4のランを展開して13点リードを奪い先手を取る。最初のフィールドゴールアテンプト13本中12本を失敗するという最悪のスタートを切ったスパーズは、第1Q中盤でさっそくスターター4人をベンチに下げてセカンドユニットを投入すると、ラマーカス・オルドリッジのポストアップを中心にしたオフェンスで徐々にリズムを回復させ、第1ピリオド終了までに何とか8点差に巻き返した。

▼ジノビリのスリー

第2Qのスパーズは、序盤にパティ・ミルズとダニー・グリーンの連続スリーで一気に点差を縮めると、そこからオルドリッジがローポストで大暴れし、ピリオド中盤で逆転に成功。しかし完全に流れを変えることはできず、サンダーはラッセル・ウェストブルックのプレーメイキングから高確率でフィールドゴールを沈めてすぐにリードを奪い返し、試合は56-53のOKC3点リードで前半を終えた。

▼ラス×アダムスのアリウープ

後半に入ると、サンダーはピック&ロールを軸にスパーズのディフェンスを混乱させながら、サージ・イバカのキャッチ&シュートやウェストブルックのアイソレーションで得点を重ね、第3Q残り4分30秒でリードを11点に拡大。主導権を奪われそうになったスパーズだが、そこからウェストブルックがベンチに下がった隙に12-2のランで反撃し、ピリオド終了時点で1点差に持ち込んだ。

第4Qは、サンダーが開始から3分を8-0でアウトスコアして再びリードを広げるも、スパーズはグリーンが2連続スリーを沈めて何とか食らいつく。

そこからのクラッチタイムは、両チームとも順番にシュートを決め合う形で展開。オルドリッジの連続得点で巻き返そうとするスパーズに対して、サンダーはアダムスのプットバックやディオン・ウェイターズのコーナースリーなどで応戦。サンダーがリードを維持したまま、第4Qラスト1分に突入した。

カオスなフィニッシュ

ケビン・デュラントにフローターを決められ、5点ビハインドの大ピンチに陥ったスパーズは残り時間25秒、トニー・パーカーのキックアウトパスを受けたオルドリッジが、今季2本目となるスリーポイントに成功。

その後ウェストブルックが2本のフリースロー決めて4点差となるが、スパーズは続くタイムアウト明けのプレーで、オルドリッジがポンプフェイクでイバカを宙に浮かせて、スリーポイントのシューティングファウルをドロー。フリースローを3本とも成功させ、残り13秒で1点差に迫る。

そして迎えた最後のポゼッションはまさにカオスだった…

肘を使ってジノビリを押しのけ、ジャンプしながらスローインしたウェイターズにバイオレーションがコールされるべきだったかもしれないが、スパーズの敗因はそこじゃない。せっかくファウルすれすれでボールをスティールし、速攻でスコアする理想的な状況を手にしたにもかかわらず、そのチャンスをものにすることができなかった。

またネット上では、スローインの前にジノビリの足がサイドラインを超えているのでは?という声も多く出ている。NBAのルールブックによると、試合のラスト2分以内でこれをやった場合はテクニカルファウルとなり、オフェンス側にフリースローが与えられる。

第2戦 ラストプレー

Q1 Q2 Q3 Q4
OKC 29 27 21 21 98
SAS 21 32 23 21 97

レギュラーシーズンのウォリアーズに続き、今季のAT&Tセンターで勝利をあげた2チーム目となったサンダーは、ウェストブルックが29得点/10アシスト/7リバウンド、デュラントが28得点/7リバウンドと、ダブルエースが大活躍。アダムスが12得点/17リバウンドのダブルダブルを獲得した他、サージ・イバカが2本のスリー成功で12得点をあげている。

第1戦ではピック&ロールのディフェンスが問題となっていたが、第2戦ではスクリーナーへのヘルプやローテーションが大きく改善(特にイバカが良かった)。スパーズのFG成功率を42.6%に抑えると同時に、リバウンド数で48-37と圧倒した。

▼ウェストブルック

敗れたスパーズは、オルドリッジが41得点、8リバウンド、FG成功率71%(21本中15本)と第1戦に引き続きモンスターパフォーマンスを披露。第4Qラスト3分30秒間で13連続得点を獲得した。スパーズの選手がプレーオフの試合で40点を超えたのは、2009年のトニー・パーカー以来初となる。

▼オルドリッジ、シーズンハイ

オルドリッジの他は、レナードが14得点、ジノビリが11得点をマークしたが、この日のスパーズで二桁得点に届いたのはこの3人のみ。第2Qにはボバン・マリヤノヴィッチがチェックインしてスタジアムから大歓声が上がったが、3分の出場でボールをタッチする機会はほとんどなかった。

シリーズタイとなったスパーズとサンダーの第3戦は、3日間の休みを挟んだ後、現地6日にオクラホマシティーで行われる。

ボックススコア:「NBA

Tags: , , ,


About the Author

いつもたくさんのコメントをありがとうございます。最近、返信が遅くなっており、申し訳ありません…



  • お茶

    サンダーの爆発力とスパーズの怖さ雅出ていたいいゲームでした
    1ピリ序盤で大差がつき今日はサンダーのゲームかと思いきや終わってみれば8点差なのがスパーズの怖さですね
    気持ちが切れずにコツコツ点がとれちゃう
    最後はジノビリのナイスディフェンス(ぼくはラインしっかりみてませんでした笑)からジノビリのちょっとシュートしにくいパスでフィニッシュ、シュートファウルがとれる選択があれば最高でしたね
    オルドリッチは一皮向けましたね
    プレイオフシリーズ2戦合計79点はジェリーウェストにつぐ歴代2位だそうです

    • 第1戦とは正反対で、この日のサンダーはすごく良かったですね。序盤からアグレッシブでしたし、スパーズがリズムに乗り始めたときも必ず応戦して流れを取り戻していました。ディフェンスもちゃんとアジャストしていましたし。
      スパーズも第1Q以外はそれほど悪くなかったですが、ポポビッチのラインアップローテーションが少し謎でした。特に主導権を握りかけていた第2Q終盤にレナードをベンチに下げたのが…。レナードの出場時間はウェストブルックとシンクロさせるのがベストかもしれません。
      オルドリッジの2試合は歴代2位だったんですね!

  • たろう

    ラストポゼッションはファウル気味のプレーが多数ありましたが、ウェイターズの肘押しは誤審と認められたようですね。
    ただ一番がっかりなのは、アダムスの腕を掴んで邪魔をしたSASファン。
    選手間のプレーならファウルを取れますが、ファンの行為はどうしたら良いのでしょう。
    いくら敵チームとはいえ、選手への敬意が足りないのは悲しいです。

    • 36s

      誤審や荒れ気味なプレイは仕方がない部分もありますが
      客がプレーに介入するのだけは絶対にやめて欲しいですよね。

    • 確かにファンが邪魔してやろうという悪意でアダムスの腕を掴んだのであれば本当に残念ですね。わざとかどうかを確認する術はありませんが、もしそうなら出入り禁止でもいいレベルだと思います。

  • spi

    色々と後味が悪いゲームでした。どちらが勝ってもそんなに良い試合ではなかった気がします。だからこそタイに戻したOKCはラッキーだったのでは。
    ダニー・グリーンはまたおいしいところ持って行くな〜と思ったら、そこまで甘くなかったですね。

    • 確かに物議をかもす終わりかたでしたね。ただ最後のアダムスのディフェンスは見事でした。レイアップを阻止して、その後のミルズへのクローズアウトも素晴らしかったです。
      とりあえず長いシリーズになりそうで、すごく楽しみです。

  • アン

    ウェイターズはもちろん、ジノビリのライン踏みにグリーンのファウル気味のスティール、加えてミルズのエアー後のゴール下ではイバカの吹かれてもおかしくないユニ掴み…
    あたかもルーズボール取ってやったぜ!みたいな顔してたくせに。。笑
    アダムスの腕掴みは、倒れこんだミルズに倒された客が思わず掴んでしまったような可能性もありますから、まだ..
    それにしても歴戦のNBAレフェリーでも経験したことのないシチュエーションってあるものなんですね。。

  • 36s

    激しいラストプレーでしたねー。
    動画みると色々ありすぎて整理ができないww
    とりあえずマヌが最高のパスを出したんでミルズには落ち着いて欲しかったな。

    TOR×MIAもそうですがCSFまでくると面白いゲームが多いんで楽しいです!!

    • 今年も試合が白熱してきましたね!
      スパーズは悔しい負け方でしたが、次の試合は序盤から気合を入れてプレーしてくると期待しています。最後のプレーは、速攻でレイアップに持って行けなかった時点でタイムアウトを取っても良かったかもしれません。確かにミルズは少し焦ってしまったかもですね。ただそれ以上にアダムスのDが素晴らしかったです。

  • MKT

    試合後に審判がウェイターズの反則を取るべきだったと声明を出してるようなんですが(英語力が低いので間違っていたらすみません)、であればジノビリの足がラインを踏んでいたのも取られるべきなのでは、と思いました。現地アメリカではどういう反応をされているのか気になります。
    まあ互いに反則しあった結果、スパーズにも逆転のチャンスはあったしおあいこかなと思いますが。

    • おっしゃる通り、オフィシャルレポートでウェイターズの肘はオフェンスファウルだったと判断されましたね。ただマヌがラインを踏んでいたのもバイオレーションだったと報告されました。
      なのでスパーズはむしろラッキーだったと言えるかもしれません。あの状況で逆転を決められなかったのが残念ですね。

Back to Top ↑