プレイオフ スパーズ サンダー 第5戦

Published on 5月 11th, 2016 | by Tunaパスタ

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【SAS-OKC第5戦】サンダーが再び終盤での逆転勝利、シリーズ3勝2敗へ

現地10日にAT&Tセンターで行われたオクラホマシティー・サンダー対サンアントニオ・スパーズのカンファレンス・セミファイナル第5戦は、クラッチタイムの争いを制したサンダーが95-91で勝利。敵地でシリーズを3-2とし、カンファレンスファイナル進出に王手をかけた。

スパーズの粘り強さと安定感は一体どこへ…?レギュラーシーズンでは、サンダーが試合終盤での低調を指摘されていたが、カンファレンス・セミファイナルのシリーズ、特にここ2試合では完全に立場が逆転している。第4戦に続いて、第5戦でも最終ピリオド開始時点でリードしていたスパーズだが、正念場で競り負けるという形に終わった。

この日のスパーズは立ち上がりが悪く、第1Qを22-16でアウトスコアされるも、第2Qに入ってからカワイ・レナードがピリオド15得点の大活躍をみせ、逆転に成功。5点リードで試合を折り返すと、第3Q中盤には点差を13点に広げるが、そこからオフェンスが停滞してフィールドゴールを決められなくなり、サンダーに20-10のランを許してしまい、第4Q開始時点で3点差にまで追い上げられる。

それでも何とかリードを維持し、第4Q残り4分にレナードのダンクで6点差を付けるが、サンダーはラッセル・ウェストブルックやエネス・カンターがステップアップし、10-2のランを展開して、残り時間54秒で2点リードを奪取。対するスパーズは、そこから何度か同点もしくは逆転のチャンスを手にするも成果を出せず、1点ビハインドで迎えた残り6秒には、ウェストブルックにカウントワンスローのレイアップをねじ込まれ、シリーズ崖っぷちに立たされることとなった。

Q1 Q2 Q3 Q4
OKC 22 21 26 26 OKC
SAS 16 32 24 19 SAS

2年ぶりのカンファレンスファイナル進出まであと1勝に迫ったサンダーは、ウェストブルックが35得点、11リバウンド、9アシストを記録。8ターンオーバーとミスも多かったが、正念場ではファインプレーを連発して、チームを勝利に導いた。

他には、ケビン・デュラントが23得点、6リバウンド、5アシストをマーク。さらにスティーブン・アダムスとカンターのビッグマンコンビが合計20得点、24リバウンドで大貢献した。チームのリバウンド数では、54-36でスパーズを大きく上回っている。

後がなくなったスパーズは、レナードが26得点、6リバウンド、4アシスト、5スティールとオールラウンドに活躍。ダニー・グリーンがスリー6本成功で20得点を獲得した他、ラマーカス・オルドリッジは20得点、9リバウンドをあげたが、オープンのミドルレンジをまったく沈めることができず、FG成功率28.6%に終わった。

▼レナード

スパーズのディフェンスは悪くなかった。サンダーをFG44%の95得点に抑えられれば上出来だろう。ただオフェンスの浮き沈みが激しすぎる。

後半には二桁リードを獲得して主導権を握るも、第3Q残り4分から第4Q残り10分にかけての6分間でフィールドゴール成功0本と、スコアが大幅に停滞。サンダーの好守備に加えて、プレッシャーもあったのか、スパーズの選手がシュートを打つのに躊躇しているようにも感じられ、いいポジションでのショットをわざわざ見送ってパスを出し、その結果タフショットに終わってしまう場面が何度もあったように思える。正念場でベストプレーヤーのレナードにボールを回せなかったのも痛い。

それからリバウンドも大きな問題点だ。スパーズが53本のシュートミスから10オフェンスリバウンドを獲得(18.9%)したのに対して、サンダーは44本のシュートミスから15オフェンスリバウンド(34.1%)。サンダーは、シュートミス3回につき1回の割合でセカンドチャンスを手に入れたことになる。特にボリス・ディアウとデビッド・ウェストのラインアップが、若くてアスレチックなサンダーのビッグに圧倒され、リバウンド確保に苦戦した。

レギュラーシーズンではスパーズ最大の武器の一つだったセカンドユニットも存在感が薄く、第5戦ではベンチ合計で11得点/11リバウンドと、ほとんど貢献できず(サンダーベンチは20得点/16リバウンド)。何よりも、ダニー・グリーンが絶好調、なおかつ相手に+12のターンオーバー(スパーズ8、サンダー20)を出させたホームでの試合で勝利できなかったは、非常に厳しい。

▼グリーン、スリー6本

とりあえず、この日の試合がダンカンとジノビリにとって現役最後のホームゲームにならないことを祈りたい。スパーズとサンダーのシリーズ第6戦は、現地12日にオクラホマシティーで行われる。

ボックススコア:「NBA

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いつもたくさんのコメントをありがとうございます。最近、返信が遅くなっており、申し訳ありません…



  • たー

    同じ様な負け方での連敗は痛いです。
    せっかくグリーンが好調なのに、、
    管理人さんの仰る通り、スパーズ自慢の安定感はどこへ行ってしまったんでしょうか?笑
    この日の試合は特に後半じれったく感じる場面が多々ありました。
    言い方悪いですが無駄にパスを回していた気がします。
    あと課題のリバウンドですが、これは次戦修正出来るのか少し不安です…(笑)

    でもまたホームに戻ってきてくれる事を願って、いや、信じてます!

    まだまだダンカンジノビリのプレーを見たいです!!

    • 2試合連続での逆転負けは辛いですね。特に第5戦は8割方勝てる試合だったので…。終盤でのパーカーやオルドリッジのショットも普段は高確率で決まるのですが、疲れもあったのか、ことごとく外れてしまいました。
      確かに無駄なパスも多かったかもですね。ただサンダーのオフボールディフェンスがすごく良かったです。

      リバウンドは大問題ですね。特にアダムスとカンターのダブルセンター・ラインアップの時間帯にピック&ロールで攻められると、本当に厳しいです。スパーズがファーストブレイクに強いチームじゃないことをサンダーも心得ているので、ビッグ2人+ウェストブルックが躊躇なくオフェンスリバウンドに飛んできます。
      数年前なら、そんな状況下でもダンカンがリバウンドを強引にもぎ取って、アウトレットパスからパーカーの速攻につないでくれていたのですが、2人ともそれができない年齢になってしまったのかなと…。

      ここからの2連勝を信じたいです!

  • YusukeIndia

    スパーズまさかのホームでの敗北でしたね…最後6点差つけて勝ったかな、と思いきや最終盤でのまさかのド失速…RSではああいう最終盤での強さが持ち味のスパーズだったのに、何だか驚きです。
    1つ思ったのですが、スパーズって最終盤で絶対に点が欲しいって時の攻撃パターンって何なんでしょうか?OKCはウェストブルック、GSWはカリー、CLEはレブロン、さてスパーズは?多分オルドリッジのインサイドだと思うんですが、確かに昨日は少しタッチが悪かったですからね…ですがそれでもパーカーが外からのジャンプシュート打ったの見て、若干物足りなく感じちゃいました…ファールもらいに行くプレイが欲しい、って思いました(´Д` )
    ですが、何と言ってもポポビッチとスパーズ。当然次戦までには修正して来るでしょうし、次戦での巻き返し期待したいです!

    • この試合は取れると思っていましたが、最後にひっくり返されました…。レギュラーシーズンはホームで1敗のみでしたが、ここにきてまさかの2連敗です。しかも二桁リードからの逆転負けとか…。
      スパーズの正念場のオフェンスは、パーカーのピック&ロールからのミドルレンジ、オルドリッジのポストアップ、レナードのアイソレーション、あとはジノビリがプレーメイクをするパターンも多いですね。セットプレー(ハンマー)からグリーンのコーナースリーというのも結構ありましたが、今シリーズではほとんど見てないです。

      とりあえずシリーズ第7戦に持ち込んでほしいですね。

  • ケンタブー

    ポポビッチの思惑では、OKCラストプレーはラスにファウルを仕掛けてツースローの予定だったようです。レナードはラスに手をかけてますしね,
    が、またも審判のコールに嫌われてしまったらしいですね。それが敗因とは、やはり名将は言いませんでしたが。

    盤石かと思われてたスパーズがまさかの崖っぷちですが、一勝返してより面白いシリーズにしてもらいたいです。

    • 最後のサンダーのインバウンズは、確かにレナードがウェストブルックをハックした時点でファウルを取ってほしかったです。せめてラストショットで同点にできるチャンスは欲しかった…。
      でも確かに敗因はそこじゃなかったですね。

  • masayann

    これは正直想定外の展開ですね、、、まぁ相手がサンダーなので苦戦するかなーとは思いましたがまさかあの常勝軍団スパーズが先にリーチをかけられるとは想像できませんでした。ダニーグリーンは復調してきたというのに、、、僕はウォリアーズ推しですがスパーズ対ウォリアーズをプレイオフで見てみたいのでできればここからこのしりーずをひっくり返してほしいです!

    • 完全に勝てていた試合なのに、終盤のわずかなミスでひっくり返されてしまいました…。スパーズにとって、OKCはまさに天敵ですね。高い身体能力でガンガン攻められると弱いです。

  • SW

    まあ、カリーを見た後にダニーを見ると、大人と子どもぐらいのレベル差がありますよね(笑)

    • やたらとダニー・グリーンに厳しいですね笑 グリーンに母親を取られでもしたのですか?

      • SW

        いやいや、自分は元グリーンファンです。でも、あまりの期待裏切り&カリーの台頭で、アンチになってますね。個人的な感情はないので(笑)また、グリーンの活躍が見たいのが本心です!

        • 確かに今季は、一体何があったのかと思うほど不安定でしたね。4シーズン連続で3P成功率4割超えだったのに、今年はリーグ平均以下の33.2%。今季スパーズスタメンのオフェンススタイルが大きく変わって、ポストアップヘビーになり、グリーンがクロス・スクリーンを抜けてコーナースリーを打つみたいなセットが減ったのも理由の一つかもしれませんが…。

          ただディフェンスは相変わらず素晴らしく、シューティングもプレーオフではスリー成功率50%と、かなり調子を上げてきました。それから最近レーシックを受けたそうなので、来季の復調に期待しています。

          • SW

            知識不足で申し訳ないのですが、レーシックとは何でしょうか?
            グリーンの復調は個人的に期待していますよ!

          • レーシックは視力回復手術です。これでシューティングが良くなるかどうかはまったくわかりませんが、もしかすると…。

  • 名無し

    この試合結果を見てパスのできるビッグマンが欲しいなぁなんて友人と話してました。ボーガットとか移籍したらおもしろいんじゃないかと、もちろん冗談ですが笑
    ただバスケットボールの完成形と言われていたスパーズのオフェンスがレナードやオルド頼みになってるのがすこし残念です。

    • パスをさばけるビッグマンは欲しいですね。これからオルドリッジに成長の余地があるとすればそこでしょうか。ダブルチームを引きつける能力があるので、それをどうやってチームオフェンスに繋げられるか…。
      確かに今季のスパーズはレナード/オルドリッジのポストアップやアイソレーションに頼ることが多かったですね。

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