コートニー・リーが残り0.3秒から決勝ブザービーター!!グリズリーズがキングスに大逆転勝利
現地13日に行われたサクラメント・キングス対メンフィス・グリズリーズの試合は、コートニー・リーが残り0.3秒のインバウンズパスからブザービーターのリバースレイアップを沈め、グリズリーズが最大26点差をひっくり返して奇跡の大逆転勝利を手にした。
この日はどう考えてもキングスの勝ち試合だった。キングスは開始からすぐに主導権を握り、第2Q序盤で42対16の26点リードを奪取。試合時間残り8分を切ったところでも点差は15点あった。しかしそこからグリズリーズが23-5のランで怒涛の反撃。6分後にキングスは同点に追いつかれ、残り10秒にはこの試合初のリードを奪われる。
それでもまだキングスの勝ち試合だった。その後キングスは、残り6秒でデマーカス・カズンズがフリースローを2本沈め、再び逆転に成功する。続くグリズリーズのポゼッションではザック・ランドルフがレイアップをミスして、キングスがリバウンドを確保。ファウルを受けたベン・マクレモアは2本ともフリースローを外してしまうが、グリズリーズがリバウンドを取ってタイムアウトをコールした時点で、クロックには0.3秒しか残されていなかった。
0.3秒だ…。
ビンス・カーターのパーフェクトなインバウンズパスから、リーが時間ギリギリでアリウープレイアップに成功。
このプレーにより、グリズリーズが111対110の逆転勝利で成績を8勝1敗とし、ウェスト首位の座と今季ホーム無敗を維持。キングスは3連敗を喫し、5勝4敗となった。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAC | 38 | 24 | 29 | 19 | 110 |
MEM | 16 | 30 | 30 | 35 | 111 |
コートニー・リーといえば、2009年NBAファイナルのレイカーズ対マジック第2戦を思い出す。同点で迎えた第4Q残り0.6秒で、今回と同じように完璧なインバウンズパスを受けたリーだったが、この時はレイアップを沈められず、敵地でシリーズを1-1のタイに戻すチャンスを逃している。
この年のファイナルはレイカーズが4勝1敗で王者に輝いた。
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