チャールズ・バークレー「レブロンはキャブスに戻るべき」
元NBAスーパースターのチャールズ・バークレーが、レブロン・ジェームズの今後についていささか大胆な発言を残した。
今季終了後にヒートとの契約をオプトアウトしてFAになる選択肢を持つレブロン。リーグナンバー1プレーヤーの動向に注目が集まる中、毒舌コメンテーターとして活躍するバークレーは先日、米ESPNのラジオ番組に出演した際に「レブロンはクリーブランドでキャリアを終えるべきだ」とコメントした。
「レブロンはキャブスに戻るだろうとずっと思っていた。誰もレブロンを嫌ったりしていない。『ザ・ディシジョン』は大失敗だったと思うが、そのことは本人も認めている。レブロンが叩かれる理由はそれだけだ」
– チャールズ・バークレー
※ 「ザ・ディシジョン」はレブロンがヒート移籍発表の際に組まれたテレビ番組。
さらにバークレーはヒートのファンに対しても辛口批判:
「レブロンは素晴らしいプレーヤーであり、素晴らしい人間だ。彼がキャブスに戻ることを祈っているよ。マイアミにいるファンは本物のファンじゃない。キャブスのファンこそが本物だ。私はいつもレブロンがキャブスに戻ればいいと思っていた。彼のキャリアを締めくくる素晴らしい方法だろう」
– チャールズ・バークレー
レブロンはヒートに残留するだろうというのが大方の予想だが、他のチームに移籍する可能性もゼロではない。特にクリーブランドはレブロンの地元であり、先日の2014NBAドラフトロッタリーで1位指名権を獲得したことで一層と魅力的なチームとなった。
とはいえレブロンは今年で29歳。将来有望なキャブスだが、まだまだ再建中のチームということにかわりはなく、優勝を狙えるチームに身を置きたいレブロンにとって現時点で最も適した移籍先になるかどうかは疑わしい。ただ主力の年齢層が上がる一方のヒートにもそれと同じことが言える。
キャブスが本気でレブロン獲得を考えるなら、ドラフト指名権や若手選手をトレードするなどして、カイリー・アービングの他にも即戦力となるキープレーヤーを集める必要があるかもしれない。
NBAの情報筋によると、現在キャブスはディオン・ウェイターズ、アンソニー・ベネット、トリスタン・トンプソンの3選手とドラフト指名権(2014年以外)をトレードパッケージにして、ウルブズのフォワード、ケビン・ラブの獲得を検討しているという。
参考記事:「ESPN」