チャンドラー・パーソンズはポンプフェイクの達人
2011年のドラフト2巡目8位指名でヒューストン・ロケッツに入団したチャンドラー・パーソンズは、この3シーズンで大きな成長を遂げてきた。キャリアを通して平均得点、アシスト、リバウンドはコンスタントに上昇。ロケッツの主力メンバーの一人としてオールラウンドな活躍をみせ、今オフシーズンにはダラス・マーベリックスから3年/4600万ドルの大型契約を勝ち取った。
得点 | リバウンド | アシスト | FG% | |
2011-12 | 9.5 | 4.8 | 1.2 | .452 |
2012-13 | 15.5 | 5.3 | 3.5 | .486 |
2013-14 | 16.6 | 5.5 | 4.0 | .472 |
身体能力がそれほど高くないパーソンズがここまで活躍できた理由は、コートビジョンの広さと何でもこなす総合的な器用さにある。彼の最も得意とするオフェンスパターンの一つが、ポンプフェイクからのプレーメイキングだ。
主にスリーポイントラインの外側から、ピボットフットは基本的に左足。パーソンズのポンプフェイクはかなり大振りで、モーションもスローだが非常に効果的だ。
またヘルプディフェンスに対する読みも素晴らしい。ヘルプがすぐに来なければドライブでフィニッシュ、もしくはプルアップジャンプショット。ヘルプが来て相手のディフェンスが崩れれば、ノーマークのチームメイトにキックアウトパスを出す。
パーソンズは自身のポンプフェイクについて、「長年のプレーで身に付いたものなんだ。僕は電光石火のドリブルで相手を抜き去ることができないからね」と語る。
「僕をガードしている選手が過度にアグレッシブだったり、ジャンプ癖があったりするとすぐにわかる。すると相手のコーチはジャンプするなと彼に怒鳴りつける。そうすれば今度はそのままシュートを打ってやるんだ。とにかく相手を予測することが大切なんだよ」
– チャンドラー・パーソンズ(via SLAM)
Thumbnail via Instagram/chandlerparsons
Video:「YouTube」