キングス、スリープ・トレイン・アリーナでの最終戦でサンダーを撃破
来季から新ホームアリーナに移転するサクラメント・キングスが、本拠地での今季最終試合となった現地9日のオクラホマシティー・サンダー戦に114-112で勝利。最後にプレーオフを開催することは成らなかったが、強豪から金星をあげる形で、1988年から28年間にわたり親しまれたアルコ・アリーナ(現スリープ・トレイン・アリーナ)に別れを告げた。
▼アルコ・アリーナ最後のスタメン紹介
最後まで僅差の大接戦となったこの日の試合は、キングスが同点で迎えた第4Q残り3分からルディ・ゲイとダレン・コリソンの活躍で9-2のランを展開し、残り時間24秒で7点リードを奪取。そこからサンダーに2連続スリーと3本のフリースローを沈められ、再び同点に戻されるも、残り1秒でシューティングファウルを受けたゲイがフリースローを2本とも成功させて勝利を決めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
OKC | 30 | 22 | 32 | 28 | 112 |
SAC | 22 | 34 | 27 | 31 | 114 |
ホーム最終戦を勝利で飾ったキングスは、クラッチタイムにステップアップしたコリソンがシーズンハイの27得点/8アシスト、ゲイが24得点/8リバウンドをマーク。 サンダーは、ケビン・デュラントが31得点/8アシスト、ラッセル・ウェストブルックが24得点/10アシストをそれぞれ記録している。
▼ハイライト
カリー弟がブレイク中
リーグMVPのステファン・カリーの弟であるセス・カリーが、最近になって頭角を現している。
シーズン中盤まではあまり活躍の機会がなかったセスだが、スタメン出場が増えた3月25日からの9試合では平均15.3得点、FG成功率51.1%、3P成功率54.3%、FT成功率94.7%と優秀な数字を記録。ディフェンスも悪くない。9日のサンダー戦では、キャリア最多となる6本のスリーを沈め、20得点を獲得した。
ちなみに今季のセスはスリー成功率(47.3%)で兄ステフ(45.2%)を上回っている。
キングスのレジェンドたちも集結
この日の試合では、元キングスの選手やコーチら約50名がハーフタイムのセレモニーに参加。マイク・ビビーやペジャ・ストヤコビッチ、ダグ・クリスティ、リック・アデルマンHCら00年代前半のメンバーも顔を出し、アルコ・アリーナの最後を祝福した。
ボックススコア:「NBA」