ロケッツが「カーメロ背番号7」のビルボードを掲示、J.リンが憤慨
カーメロ・アンソニーが2日、FAの契約交渉のためヒューストンを訪れ、ロケッツの施設で経営陣らと面会した。
ミーティングに先立ち、ロケッツは歓迎の意味を込めて本拠地スタジアム玄関口にカーメロのビルボードを設置したのだが、これに対してロケッツPGのジェレミー・リンがやや気分を害してしまった様子。
ビルボードにはロケッツユニフォームの背番号7を着たカーメロの姿がある。確かにカーメロはニックスで7番を着用しているが、現時点でロケッツの背番号7はジェレミー・リンのものだったような…。
球場内の壁にもカーメロ7番のペインティングがあり、「チャンピョンシップ方程式の鍵」というメッセージが添えられている。
リーグの情報筋によると、リンは自分の背番号7が使用されることについて球団から何も知らされていなかったという。
ロケッツは一体何を考えていたのか…。いくらビッグネームを勧誘するためとはいえ、契約中の選手に対してこの仕打ちはいかがなものだろう。ただのうっかりミス?それともリンよりもカーメロのご機嫌を優先した?悪意はなかったのだろうが、それでも少しリンが可哀そうだ。
球団とカーメロの面会が終わってすぐ、リンはTwitterで聖書の一節を引用しながら不服の意を表した:
「ルカ第6章29節 – あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けよ。上着を奪い取る者には、下着をも拒んではならない」
– ジェレミー・リン
さらにリンは、「僕には自分を擁護する権利があるし、侮辱されたと感じたときはそれを言葉にする権利もある。先ほどのツイートがそれだ。でも僕が伝えたいポイントは、無条件の愛を持とうということ。神が僕を愛してくれているように」と続けてツイートした。
ネット上ではロケッツのやり方に対する批判が殺到している。もしロケッツが7番ではなく、カーメロが大学・ナゲッツ時代に着用した15番を使用していたなら余計な騒ぎを起こさずに済んだはずだ。
カーメロがロケッツと契約する場合、恐らくリンはサラリーキャップ調整のためトレード放出されることになるだろう。
参考記事:「cron.com」