ラプターズ10連勝、ナースHCが「チーム・ヤニス」2020のヘッドコーチに
現地1月31日、トロント・ラプターズがリトル・シーザーズ・アリーナで行われたデトロイト・ピストンズ戦に105-92で快勝。連勝記録を10に伸ばし、今季成績を35勝14敗とした。
今季ラプターズは予想を大きく上回る健闘ぶりを見せている。
オフシーズンにはファイナルMVPのカワイ・レナードと、エリート3&Dのダニー・グリーンが退団。さらにシーズン中も、カイル・ラウリーやパスカル・シアカム、フレッド・バンブリート、サージ・イバカら主力陣がそれぞれ違うタイミングで10試合以上欠場するなど、怪我の運もなかった。それでもシーズン49試合を終えた時点での成績は、優勝した昨季と1ゲームしか変わらない(昨季は36勝13敗)。
この日のラプターズは、シアカムが30得点、イバカが21得点、バンブリートが16得点/9アシストでチームを牽引。第1Qを30-20でアウトスコアすると、その後は1度もリードを譲ることなく最後までペースを支配した。
▼ラウリーのアンクルブレイク!
ナースHCがオールスターへ
オールスターゲームのヘッドコーチは、それぞれのカンファレンスで1位になったチームから選出される。今年のデッドラインは現地2月2日。現在リーグ首位のミルウォーキー・バックスは、ブーデンホルザーHCが昨年のオールスターを指揮しているので、今年の選考から除外される(ヘッドコーチは2年連続が不可)。
ラプターズはこの日の勝利により、2月2日の時点でミルウォーキー・バックスを除いたイースト14チームにおける最高成績が確定。ニック・ナースHCが「チーム・ヤニス」のヘッドコーチに就任することが決まった。
ナースHCはヘッドコーチキャリア1年目でNBA制覇を達成し、2年目でオールスターのコーチに選出。この上ないエリートコースを進んでいる。
イバカが史上初の快挙
サージ・イバカは前日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦で3本のスリーに成功。キャリア通算で1500本のブロックショットと500本のスリーを決めたNBA史上初の選手となった。
数年前は、高額サラリーに見合った活躍ができない不良債権扱いされることもあったイバカだが、ナースHC指揮下で見事にキャリアを好転させている。
ボックススコア:「NBA」