ブッカーのブザービーターでサンズがクリッパーズ撃破
フェニックス・サンズがシーズン再開後の成績を3勝0敗とし、現地8月4日の時点でサクラメント・キングスを追い抜いてウェスト12位に浮上した。
この日のサンズは、優勝候補の一角であるロサンゼルス・クリッパーズに117-115で勝利。エースのデビン・ブッカーが、終了のブザーと同時にミラクルショットを沈めて大接戦に決着を付ける。
このブザービーターはいろいろと凄すぎた。
ポール・ジョージから激しいチェックを受けていたブッカーは、まずイビチャ・ズバッチがダブルチームに来たタイミングでパスフェイクを入れる。この動作でほんの一瞬だけジョージの注意をそらすと、その隙に左から鋭くインサイドにペネトレイト。
▼シンプルなフェイクが突破口を生む
敵陣のエルボーあたりまで攻め入ったブッカーは、サイドステップからジャンプショットを打つと見せかけ、ヘルプに飛んできたカワイ・レナードをポンプフェイクで回避。
▼フェイクはすごく大事
そこから見事なフットワークでターンアラウンドを繰り出すと、追いついてきたジョージの上からフェイダウェイでゲームウイナーを沈めた。
レナードとジョージの守備を掻い潜ってブザービーターを決めるとか凄すぎる。
この日のブッカーは37分の出場で、ゲーム最多の35得点、8アシストをマーク。第4Q残り30秒でのポゼッションでも、エルボーからサンズにリードをもたらすクラッチショットを沈めた。
26勝39敗のウェスト13位でシーズン再開に臨んだサンズだが、これで8位のメンフィス・グリズリーズに3ゲーム差まで急接近。
プレイオフ最後の出場枠を争うプレイ・イン・ゲームに出場するには、残り5試合でブレイザーズ、スパーズ、ペリカンズの3チームを追い抜かなければならない。厳しい状況には変わりないが、奇跡は起こるかもしれない。
▼現地8月4日時点での西プレイオフレース
ボックススコア:「NBA」