【涙目】第6戦の途中で帰っちゃったヒートファンたち、大逆転劇を見逃し全米から笑いものに
マイアミ・ヒートが劇的な逆転勝利を果たしたNBAファイナル第6戦。レブロン・ジェームズはこの日の試合を、「これまでに出場した試合のなかでベストゲーム」と呼んだ。
試合時間残り30秒で5点ビハインドの絶望的窮地に立たされたヒート。その時点で、早とちりした多くの観客がスタジアムを後にした。NBAの決勝を生で見れるという恵まれた状況にいながら、ファイナル史に残る大逆転劇をみすみす見逃した実に残念なヒートファンたちだ。
その様子を捉えた写真や映像がソーシャルネットワーク上に出回り、「ファンとしてあるまじき行為」として全米のNBAファンから苦笑を買っている。
▼残り28秒でぞろぞろと出口に向かう観客
中には、スタジアムを出た後に試合がOTに突入したことを知り、再入場しようとしたファンも多数いた様子。だが、スタジアムのポリシーにより再入場は認められなかった。地元テレビによると、入れなかったファンたちがガラスドアを叩くなどして騒ぎ、警察が駆けつける事態にまでなったという。
ヒートのクリス・ボッシュは試合翌日のインタビューで、早く帰ったヒートファンたちに対し「第7戦は戻ってこなくていいから」と怒りを露わにした。ネット上でも、「あわれな奴らだ」、「バスケのことが何も分かってないなんちゃってファンたち」、「こいつらは本当のヒートファンじゃない。暇つぶしにきた金持ちだろ」といった厳しい批判があがっている。
早く帰った人の気持ちが分からなくもない。時間は深夜近くで、しかも平日。最後までいると確実に渋滞に巻き込まれ、家に帰りつくのが午前2時を回ってしまう可能性もある。また、相手チームが優勝する瞬間をぜったいに見たくない、というファンも中にはいただろう。
だが、わざわざ高いチケット代を払って試合に足を運び、わずか5点差にもかかわらず帰ってしまうのは勿体なさすぎる。このあたりが「ヒートファンはにわかファンが多い」といわれる理由なのかもしれない。
ちなみに、第6戦のチケット料金は、立見席で最低185ドル、一般席になると500ドル以上がざらだったそうだ。コートサイド席の平均価格は、2万3000ドル(約225万円)だったという。
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