ケビン・デュラントが2カ月ぶりの復帰戦でノーミスの17得点
NBAでは現地7日、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントがついに戦線復帰した。
左足ハムストリングの負傷により2月15日から23試合を欠場していたデュラント。約2カ月ぶりの公式戦はベンチ出場で、第2Q残り7分37秒に初めてチェックインすると、ホームアリーナから大きな拍手が送られた。
この日のデュラントは、久々の実戦ながら、まったくブランクを感じさせないパフォーマンスを披露し、19分の出場で17得点、7リバウンド、5アシストをマーク。スリー2本を含むFG5本中5本、フリースロー5本中5本に成功と、1本もショットミスがないパーフェクトゲームだった。
後半からは先発ラインアップに入り、第3Qに11分以上プレイ。新加入のラマーカス・オルドリッジとのコネクションも非常に良かった。
デュラントは試合後、「最初から今日のようなプレイをするつもりで試合に出た。ゆっくりと実戦に慣れていこうなんてつもりはなかったよ」と復帰戦についてコメント。試合は、ネッツが139-111でペリカンズに圧勝している。
36勝16敗で再びイースト単独首位となったネッツはデュラントの他、カイリー・アービングがチームハイ24得点をマーク。先発センターを務めたオルドリッジも、FG12本中8本成功から22得点と絶好調だった。
▼ブレイク・グリフィンもLAC時代を彷彿させるダンク
ザイオンの記録、終わる
一方のペリカンズは、ザイオン・ウィリアムソンがFG12本中わずか4本成功の16得点と苦戦。これまで25試合連続で20得点/FG成功率50%以上を維持していたが、ついにその記録が終了してしまった。
25試合にわたって20得点/FG成功率50%を毎試合でマークするというのは、ウィルト・チェンバレンやカリーム・アブドゥル・ジャバー、アキーム・オラジュワンらレジェンドビッグマンですら成しえなかった大記録。ショットクロックが導入された1954-55シーズン以降では、ウィリアムソンの他に、シャキール・オニールしか達成者がいない。
▼3月末にはキャリアハイ39得点
マブスのルカ・ドンチッチと並んで、次世代NBAの顔役と期待されているウィリアムソンは、今季46試合で26.3得点、7.0リバウンドを平均。FG成功率62%という恐ろしい数字を記録しており、ペイントエリアでは全盛期のシャックに匹敵するレベルの支配力だ。
歴代NBAで、1シーズンを通して20得点/FG60%以上を平均したことのある選手は、ウィルト・チェンバレン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ケビン・マクヘイル(2回)、シャキール・オニール(2回)の4選手のみ。いずれも殿堂入りのレジェンドで、今季のウィリアムソンがその仲間入りをする可能性は高い。
ボックススコア:「NBA」