不調続きのリラードがついに本領発揮、43得点でブレイザーズの連敗脱出に大貢献
今季開幕からずっと“らしくない”パフォーマンスが続いていたスーパースターのデイミアン・リラードが、現地17日に行われたシャーロット・ホーネッツとの試合でついに大爆発した。
リラードは同日のホーネッツ戦で自己シーズン最多の43得点をマーク。6本のスリーを含む19本中12本のフィールドゴールを成功させ、ポートランド・トレイルブレイザーズを125-116での勝利に導いた。
開幕23試合で平均22.0得点/FG成功率38%と、シューティングスランプに陥っていた今季のリラード。オフシーズンから下腹部の腱障害に苦しんでいたらしく、アメリカ代表として出場した8月の東京オリンピックでもやや精彩を欠いていた。
リラードは下腹部の療養のため11月末から5試合を欠場。この日の試合後には、ブレイザーズのチャンシー・ビラップスHCがリラードの健康状態について、「復帰してから動きが良くなっている」とコメントしている。
「リラードのパフォーマンスは、シュートのためのスペースをクリエイトできるかどうかに大きく左右される。彼は198cmの長身ポイントガードではないので、シュート効率を上げるには”クリエイト・スペース”のスキルが必須だ。復帰後はそれが上手くできていると思う」
リラードがここからスランプを脱出することを祈りたい。
連敗を7で終わらせたこの日のブレイザーズは、前半を81-55で圧倒。後半に入ってからやや失速し、第4Q残り1分12秒で6点差にまで迫られる危うい場面もあったが、残り50秒にベン・マクレモアのスリーで再び3ゴール差として逃げ切った。
リラードの他には、マクレモアがベンチから8本のスリー成功で28得点をあげている。
ボックススコア:「NBA」