ポール・ピアース、セルティックスとしてキャリアを終える
ボストン・セルティックスが現地17日、昨季いっぱいでの現役引退を公言していたポール・ピアースと1日契約を結んだことを発表。長年チームのために尽くした元フランチャイズスターにふさわしい最後を用意するセルティックスの粋な計らいだ。これでピアースは、正式にセルティックスの一員としてキャリアを終えることとなる。
「再びボストン・セルティックを名乗れる機会を得られて光栄に思う。ボストンの球団と街は僕を彼らの一員として受け入れてくれた。他のやり方でキャリアを終えるなんて考えられないよ。僕は生涯セルティックだ」
– ポール・ピアース
1998年ドラフトでセルティックスから全体10位指名を受けたピアースは、ボストンでの15シーズンで21.8得点、6.0リバウンド、3.9アシスト、1.4スティールを平均。その間に10度のオールスター出場を果たし、2008年にはケビン・ガーネットやレイ・アレンと共にリーグ制覇を達成した。ピアースは通算スリー成功数(1823本)、フリースロー成功数(6434本)、スティール数(1583本)の3項目で球団歴代最多記録の保持者で、通算得点(2万4021点)ではジョン・ハブリチェックに次ぐ球団歴代2位となっている。
▼ピアース、キャリアTop34プレイ
正式な日程は未定だが、近いうちにピアースの「34」番は永久欠番となり、ビル・ラッセルやラリー・バードらセルティックスレジェンドと並んでガーデンに掲げられる。
セルティックスのアシスタントGMによると、長年チームの器具マネージャーを務めるジョン・コナーは、ピアースがいつでも戻ってこれるよう、練習施設と球場に新品のシグネチャーシューズを1足ずつ常に用意していたらしい。ピアースはチームの気持ちが詰まったそのシューズを履いて、セルティックスとしての現役最後のシュート練習に取り組んだ。
Image by Keith Allison
参考記事:「NBA」