ウェストブルックがNBA史上2人目の「トリプル20」を記録
オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックが再びとんでもない大記録。1試合で2回分のトリプルダブルを叩き出してしまった。
ウェストブルックは現地4月2日にチェサピーク・エナジー・アリーナで行われたロサンゼルス・レイカーズ戦で20得点、21アシスト、20リバウンドをマーク。サンダーを119-103での圧勝に導いた。
20得点/20アシスト/20リバウンド以上のトリプルダブルが達成されたのは、1968年2月のウィルト・チェンバレン(22得点、25リバウンド、21アシスト)以来初でNBA史上2回目。51年ぶりの大快挙を成し遂げたウェストブルックは試合後、「大親友ニプシー・ハッスルに捧げたい」とサイドラインインタビューで語った。
「自分のためではなく、僕の大親友であるニプシーのため。20+20+20、その意味は分かってもらえるはずだ」
▼20-20-20達成の瞬間
https://twitter.com/NBAonTNT/status/1113268455308791809
ニプシー・ハッスルは2019年グラミー賞の「最優秀ラップ・アルバム賞」にもノミネートされたサウスLA・クレンショー地区出身の人気ラッパー。3月31日に自身がロサンゼルスで経営するアパレル店の外で銃殺された。ウェストブルックが20-20-20を捧げたいとしたのは、昔ニプシー・ハッスルが「Rollin 60’s」というLAのストリートギャンググループに所属していたからだ。
ウェストブルックもロサンゼルス育ちであり、LAのインナーシティから大成功を収めたニプシー・ハッスルを深く尊敬していたという。
「僕が尊敬していた人物であり、僕のようなインナーシティ育ちの子供たちのために道を切り開いてくれた人物でもある。彼といろいろと話ができて光栄だった。今回の事件は本当に悲しい。彼の家族のために祈りを捧げ続けたいと思う」
– ラッセル・ウェストブルック
ボックススコア:「NBA」