ラッセル・ウェストブルックが3シーズン連続でトリプルダブル平均
ほんの数年前までは、NBA史上で達成者がたった1人しかおらず(1961-62のオスカー・ロバートソン)、再び実現するのは不可能だろうと言われ続けていた「シーズン平均トリプルダブル」。
マジック・ジョンソンやレブロン・ジェイムス、ジェイソン・キッドら歴代屈指のプレイメーカーたちでも届かなかった偉業だが、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックはそれを3シーズン連続でやってのけた。
現地5日、ウェストブルックはチェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれたデトロイト・ピストンズ戦で15アシストをマーク。ウェストブルックの今シーズン平均20得点/10アシスト/10リバウンド以上が確実となった。
3年連続でのシーズンTDはもちろん史上初だ。
▼第3Qにはアダムスも笑顔になるミラクルパス
今季のウェストブルックは、70試合で31回のトリプルダブルを記録。ウェストブルックのシーズンFG成功率は42.5%なので、フィールドゴールを決めるよりも高い確率でトリプルダブルを達成(44.2%)してきたことになる。
現在ウェストブルックは、キャリア通算のトリプルダブル数が歴代3位の135回。2位のマジック・ジョンソン(138回)まであと3つに迫っている。
▼キャリア・トリプルダブル歴代Top5
プレイヤー | TD | |
1 | オスカー・ロバートソン | 181 |
2 | マジック・ジョンソン | 138 |
3 | ラッセル・ウェストブルック | 135 |
4 | ジェイソン・キッド | 107 |
5 | レブロン・ジェイムス | 81 |
なおこの日の試合は、サンダーが123-110で勝利し、シーズン残り3試合でウェスト7位をひとまずキープ。ウェストブルックの他には、ポール・ジョージが30得点、スティーブン・アダムスが14得点/14リバウンドのダブルダブルで貢献した。
一方で3連敗となったピストンズは、ブレイク・グリフィンが45得点で孤軍奮闘。同日にオーランド・マジックが白星をあげたことにより、ピストンズは39勝40敗のイースト8位に転落している。
ボックススコア:「NBA」