レブロンが古巣と初対戦、キャブスがOTでヒートに勝利
現地11日にリオデジャネイロで行われたマイアミ・ヒート対クリーブランド・キャバリアーズのプレシーズンゲームは、OTに及ぶ戦いの末、キャブスが122対119で勝利した。
今季からキャブスに移籍したレブロン・ジェイムスにとって古巣ヒートとの初対決となったこの日の試合。過去4年間で数えきれないほどこなしてきたシークエンスだったため、癖で体が自然に動いてしまたのか。ディフェンス中のレブロンが間違えて味方にスクリーンを仕掛けてしまう場面がみられた。
レブロンは21分の出場で7得点、8アシストをマーク。後半からはほとんど出場していない。
捻挫によりカイリー・アービングが欠場したこの日のキャブスを牽引したのはビッグマンたちだ。ケビン・ラブがゲームハイの25得点と7リバウンド、ベンチ出場したトリスタン・トンプソンが18得点、9リバウンドをそれぞれ記録。地元ブラジルのスター、アンダーソン・バレジャオは先発を務め、14得点を挙げている。
試合は、第4Q残り8分40秒の時点でキャブスが19点リードの大量得点差をつけていたが、そこからジェームス・エニスやシャバズ・ネイピアーらヒートのベンチが大奮闘。残り9秒で同点に追いつき延長戦に持ち込むも、OTではキャブスのスリーポイントにやられ、ヒートは惜しくも逆転勝利を逃した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
CLE | 27 | 32 | 25 | 21 | 17 | 122 |
MIA | 21 | 23 | 30 | 31 | 14 | 119 |
▼ゲームハイライト
ヒートは、クリス・ボッシュがチーム最多の18得点、8リバウンドを記録した他、ネイピアーが16得点、7アシストを獲得。ドウェイン・ウェイドは12得点、7アシストとオールラウンドな活躍をみせた。
▼試合後、レブロンはウェイド、チャルマーズと熱く抱擁
キャブスのオフェンス
新生キャブスで目立つのは、やはりそのオフェンス力だ。特にこの鬼のようなスペーシング…。
フォー・アウトでペイントエリアはがら空き。スクリーン&ロールからのクイックなパス回しで、簡単に2点を挙げた。相手のリムプロテクターをスリーポイントラインまで誘き出せるラブの存在が非常に大きい。インサイドへのパスも見事。
ビッグスリー時代のヒートでもよく見られたが、今季のキャブスはこのスペーシングとトランジション、そしてコンスタントなスクリーニングがチームオフェンスの軸となるはずだ。
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