ウェストブルック&デュラントが91得点、サンダーが18点ビハインドから2OTの死闘に勝利
クラッチショットに次ぐクラッチショットでダブルオーバータイムに突入した現地30日のオクラホマシティー・サンダー対オーランド・マジック戦は、第4Qに怒涛のカムバックを成功させたサンダーが139-136で勝利。ラッセル・ウェストブルックとケビン・デュラントが正念場でスターパワーの強さを見せつけた。
試合はマジックの18点リードで迎えた第4Qから、サンダーがエネス・カンターやデュラントの連続得点で息を吹き返し、34-17のランを展開。レギュレーションのラスト1分までに1ゴール差に詰め寄ると、デュラントがインバウンズパスからのキャッチ&シュートでスリーを沈め、残り14秒でついに同点に追いつく。
続くポゼッションでは、ビクター・オラディポが残り3秒でステップバックスリーを決めて、再びマジックの3点リード。この時点でサンダーにはタイムアウトが残されておらず、万事休すかと思われたが、ウェストブルックがドリブルで素早くコートを駆け抜け、残り時間0.7秒で奇跡のハーフコートショットを成功させた。
OTでは、サンダーがウェストブルックの連続フィールドゴールで主導権を握るも、マジックはフリースローでじわじわ追い上げると、オラディポが終了のブザーと同時にスリーを沈めて試合をダブルOTに持ち込む。
▼オラディポのブザービーター
(via johnkphotos)
2OTに入ってからは、ウェストブルックとデュラントが交互にスコアして、再びサンダーがリード。最後はデュラントがマジックの同点スリーアテンプトを2連続でブロックし、アウェイでの大逆転劇を締めくくった。
サンダーは、ウェストブルックが48得点、11リバウンド、8アシストをマーク。最初の3クォーターはFG成功数20本中6本とやや不調気味だったが、正念場になって一気にエンジンがかかり、第4Q~2OTにかけて16本中11本のショットを決めた。
デュラントはFG成功率50%で43得点、12リバウンドを獲得。ウェストブルックと2人でチーム得点の65%以上を挙げている。まさにNBA最強コンビだ。
▼ウェストブルック
▼デュラント
敗れたマジックは、2本のクラッチスリーを沈めたオラディポが21得点、13リバウンド、10アシストで、キャリア2度目のトリプルダブルを記録。トバイアス・ハリスがチームハイの30得点、ニコラ・ブーチェビッチが26得点、ブロックを獲得した。
▼オラディポ
これでサンダーはシーズン成績2勝0敗。マジックは0勝2敗となる。
ボックススコア:「NBA」