シカゴ・ブルズがガー・フォーマンGMを解任
シカゴ・ブルズが20年以上にわたってフロントオフィス職を務めたガー・フォーマンとついに決別することとなった。
ブルズは現地4月13日、ゼネラルマネージャーのフォーマンを解任したことを正式に発表。球団オーナーのジェリー・ラインズドルフは声明で、「ガーはこれからもずっとブルズ・ファミリーの一員」と感謝の気持ちを伝えた。
「フォーマンは在任中に多大な貢献をしてくれた。デリック・ローズやジョアキム・ノア、タージ・ギブソン、ジミー・バトラー、コービー・ホワイトら才能溢れる若手タレントたちをチームに連れてきてくれた」
– ブルズ
フォーマンは、ブルズが2度目の3連覇を達成した1998年にスカウトとしてチームに入団し、選手人事のディレクターなどを経て、2009年にジョン・パクソンの後釜としてGMに就任。ローズやバトラー、ノア、ギブソン、ベン・ゴードンらのドラフト指名に携わった。2011年にはNBAエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
ブルズは同日、元ナゲッツGMのアルトゥーラス・カルニソバスが球団副社長に就任したことも正式に発表。
長年続いた「GarPax」(フォーマン&パクソン)時代がついに終焉を迎えた。なおフォーマンはブルズを離れるものの、パクソンはバスケットボール運営部門のシニア・アドバイザーとして球団に残るという。
ブルズフロントオフィスのトップとなったカルニソバスは、元リトアニア代表選手。バスケットボール史上で最強の軍団と名高い「ドリームチーム」と戦った経験もあり、1992年のバルセロナ五輪では銅メダルを獲得した。
▼ジョーダンvsカルニソバス
ここからブルズがどう生まれ変わるのか楽しみ。ブルズは今でも人気の高いチームだが、近年はビッグネームのFAとまったく縁がなかった。
カルニソバスの球団トップとしての最初の仕事は、次期GM探しとジム・ボイレンHCの去就についてだ。
参考記事:「NBA」