バランチュナスのスリーを完全放置するアンドレ・ドラモンド
プレシーズンゲームならではのシーン…。
現地10日に行われたトロント・ラプターズ対デトロイト・ピストンズ戦の第2Q中盤、ヨナス・バランチュナスはファンブルしたオフェンスリバウンドを3pラインでキャッチし、そのままゆっくりとシュートモーションに入る。普通ならばマークマンのアンドレ・ドラモンドがクローズアウトすべきところだが、ドラモンドは「どうせ入らない」と言わんばかりに一度軽く手を振っただけでゴール下から動こうとせず、バランチュナスに完全ノーマークのスリーを打たせた。
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公式戦でこれをやったらコーチから大目玉を食らいそうなプレイだが、動かなかったドラモンドの気持ちも少しわかる。バランチュナスはキャリア5シーズンでスリーをわずか5本しか打っておらず、成功させたのは昨季レギュラーシーズン最終日での1本のみだ。
今プレシーズンでは、クリス・ポールもアンドレ・ロバーソンに対して似たようなことをやっていた。
ホームで放置プレイの屈辱を受けたものの、この日のセンター対決を制したのはバランチュナスで、22分の出場で12本中8本のFGを成功させ18得点、11リバウンドと大活躍。スリーに失敗した数分後には、ローポストで見事なフットワークを披露し、ドラモンドにリベンジした。
試合は116-94でラプターズがピストンズに圧勝。ドラモンドはFG10本中4本成功とフィールドゴールはいまいちだったが、その代わりに苦手なフリースローを6本中6本のパーフェクトで決め、14得点、11リバウンドのダブルダブルを記録している。
ボックススコア:「NBA」