ジェイレン・グリーンとアルペレン・シェングンのロケッツ新人コンビが再び大活躍
NBAでは現地10日、ラスベガス・サマーリーグの3日目がトーマス&マック・センターで行われ、ヒューストン・ロケッツとデトロイト・ピストンズが対戦。ロケッツが111-91の20点差でピストンズを破り、サマーリーグ成績を2勝0敗とした。
2021年ドラフト1位指名のケイド・カニングハムと2位指名のジェイレン・グリーンの初対決ということで大きな注目を集めたこの試合。両軍の若手選手たちがハイレベルな戦いを繰り広げる中、特に存在感を放っていたのはロケッツ16位指名のアルペレン・シェングンだった。
この日のシェングンは先発センターとして25分出場し、21得点、8リバウンド、3アシスト、4ブロックと攻守で活躍。オフェンス面では、ペリメーターからドリブルで切り込んでスピンムーブでのフィニッシュを決めたり、ロゴ近くから超ロングスリーを沈めたりと、幅広いスキルセットを披露した。
18歳にしてターキッシュ・バスケットボール・リーグのMVPに輝いたシェングンは、ロケッツが今年のドラフト当日に将来の1巡目指名権2つを手放してまで獲得した将来有望なビッグマン。
ポストでの得点力に加え、スクリーナーやパサーとしてのバスケットボールIQが高く、さらにディフェンス面ではリム守備だけでなくペリメーターでのスイッチにもそれなりに対応できる機動力を持っている。
ロケッツはシェングンの他、ジェイレン・グリーンも勝利に大貢献。ゲーム序盤はミスが多く、得意のオフドリブルショットもあまり見られなかったが、フリースローやキャッチ&シュートのスリーから点を稼ぎ、30分の出場でゲームハイの25得点をあげている。
▼ケイドvsジェイレン
さらにこの日のロケッツでは、2021年ドラフト全体24位指名のジョシュ・クリストファーが15得点/7アシストで活躍。フィジカルなリムアタックやディフェンスが素晴らしかった。
一方で今季サマーリーグ0勝2敗となったピストンズは、カニングハムが9本中4本のスリーを沈めてチーム最多の20得点をマーク。2021年ドラフト全体52位指名のルカ・ガルザがベンチから16分の出場で15得点を獲得した。
ボックススコア:「NBA」