ホームで活躍したカーメロ・アンソニーにスタンディングオベーション
ブレイザーズとしてのホームデビューを飾った35歳の元スーパースターに、新本拠地のファンたちから大歓声が送られた。
ポートランド・トレイルブレイザーズは現地27日、モダ・センターで行われたオクラホマシティ・サンダー戦に136-119で圧勝。今季ホーム2勝目を獲得し、シーズン成績を7勝12敗とした。
アウェイでの6連戦を終え、2週間ぶりにホームに戻ってきたブレイザーズ。久々のホームゲームで主役となったのは、先週にチームに加入したばかりのカーメロ・アンソニーだ。
2日前のシカゴ・ブルズ戦で25得点の活躍を見せたアンソニーは、この日もスタメン出場から19得点で勝利に大貢献。スリーは1本も決められなかったものの、序盤からアグレッシブにリムを攻めまくりつつ、シグネチャームーブであるジャブステップからのプルアップ・ジャンパーも沈め、29分の出場で11本中9本のフィールドゴールを成功させている。
▼やっぱメロはカッコいいね
アンソニーは第4Q序盤に豪快なダンクから最後のフィールドゴールを決めると、その30秒後に試合からチェックアウト。アンソニーがベンチに下がる際には盛大なスタンディングオベーションが送られ、しばらく「メロ」コールがモダ・センターに鳴り響いた。
▼「メロ!メロ!」
「ここに来る前の僕は、とにかくバスケをプレイしたいと思っていた。僕にとっての喜びを再び見出し、バスケットボールをプレイできる感動を取り戻したいと思っていた。ポートランドでは早い段階でそれを見つけることができた。バスケをプレイする幸福感と喜びをさっそく見つけられた。僕の加入を心から歓迎し、仲間として迎え入れてくれたチームメイトたちのおかげだ」
– カーメロ・アンソニー
この日の対戦相手であり、長年の大親友でもあるサンダーのクリス・ポールも、アンソニーのカムバックを喜んでいる。
「彼は僕にとって兄弟のような存在。昨晩も一緒にディナーに出かけた。僕は常に彼の成功を願っている。僕のチームと対戦する時以外だけどね。とても幸せそうだったよ。彼はとにかくバスケをやりたいんだ。彼が望むことはそれだけ」
– クリス・ポール
アンソニーにはまだまだ現役を続けてほしい。ビンス・カーターのようなロールプレイヤーへのトランジションを遂げられれば素敵だと思う。
ブレイザーズはアンソニーの他、デイミアン・リラードが27得点、CJ・マッカラムが22得点を獲得。ハッサン・ホワイトサイドが21得点、16リバウンドのダブルダブルを記録した。
ボックススコア:「NBA」