キャブスがタロン・ルーHCを解雇
レブロン退団の影響はやはりとてつもなく大きかった。
クリーブランド・キャバリアーズは現地28日、2016年からチームの指揮官を務めたタロン・ルーHCを解任したことを正式に発表。ルーの後任には、アソシエイト・ヘッドコーチのラリー・ドリューが暫定HCに就任するという。今季キャブスは、開幕0勝6敗と予想以上の低迷に苦しんでいる。
ルーは、2016年1月にデイビッド・ブラットの後を引き継ぐ形でキャブスのアソシエイトHCからヘッドコーチへと昇格。ルーHC指揮下のキャブスは、1年目にファイナルで73勝ウォリアーズを破って悲願の初優勝を果たすと、続く2シーズンもイースト制覇を達成した。ルーのヘッドコーチとしての成績は、2シーズン半で169勝102敗(プレイオフ含む)となっている。
後任のラリー・ドリュー暫定HCは、1992年から20年以上にわたりレイカーズやホークスなどNBAチームでアスシタントコーチを務めてきた大ベテランコーチ。2010年から2013年の3シーズンは、ヘッドコーチとしてホークスの指揮を執り、128勝102敗を記録した。
今のキャブスは、ヘッドコーチを入れ替えたからといってどうにかなる状況ではない気もするが、フロントとしては何かしらのアクションを起こす必要があったのだろう。なおESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、エースのケビン・ラブが左足の怪我により、1カ月以上離脱する可能性があるという。
参考記事:「NBA」