クリス・ポールが史上初の快挙、キャリア通算2万得点と1万アシストを達成
先日NBAから発表された『75周年記念チーム』(最も偉大な選手75人)の1人に選ばれたフェニックス・サンズのクリス・ポールが、前代未聞の快挙を成し遂げた。
ポールは現地10月22日、ロサンゼルス・レイカーズとの試合で23得点をマークし、キャリア通算得点で2万点に到達。NBA75年の歴史で、通算2万点&1万アシストに届いた最初の選手となった。
リーグ史上で通算1万アシストに到達したのは、ポールを含め6選手のみ(ジョン・ストックトン、ジェイソン・キッド、スティーブ・ナッシュ、マーク・ジャクソン、マジック・ジョンソン)。アシスト歴代首位のストックトンは、通算2万得点まであと一歩のところで引退している(1万9711点)。
2021年10月24日の時点でポールの通算記録は、2万20得点(歴代47位)、1万310アシスト(歴代5位)となっている。
現役選手の中で「2万&1万」に届きそうなのは、レブロン・ジェームズとラッセル・ウェストブルックの2人。
- レブロン・ジェームズ:3万5426点、9706アシスト
- ラッセル・ウェストブルック:2万1880点、8074アシスト
すでに通算得点で2万点を大幅に超えているレブロンは、1万アシストまであと296本に迫っており、今季中の快挙達成はほぼ確実。しかもレブロンの場合は3万得点&1万アシストだ。「3万&1万」を狙える選手が次に現れるのは一体いつになることか?
ウェストブルックも得点ではすでに条件を満たしているものの、アシストはあと約2000本とまだまだ先が長い。過去3シーズンだけで1948本のアシストを獲得しているが、レイカーズに移籍した今季はオンボールでの役割が分散されるので、それなりにペースダウンするだろう。
ロケッツでジェイムス・ハーデンとボールをシェアした2019-20シーズンのウェストブルックは平均7.0アシストを記録。今後このあたりのペースを維持したとすれば、1万アシスト到達まであと4シーズンほどかかりそうだ。
参考記事:「NBA」