サマーリーグ2021のアワード発表、キングスのミッチェルとネッツのトーマスがMVP選出
NBAは現地18日、ラスベガスサマーリーグ2021のアワード受賞者を発表。サクラメント・キングスのデイビオン・ミッチェルとブルックリン・ネッツのキャム・トーマスの新人2人がMVPに選出された。
2021年ドラフトでキングスから9位指名を受けたベイラー大出身のミッチェルは、ラスベガスサマーリーグ5試合で10.8得点、5.8アシストを平均。チームのオフェンスを指揮しつつ、スリー成功率47.1%を記録して、キングスを2021サマーリーグ王者へと導いた。
今大会でのミッチェルは、オフェンス以上にディフェンス面で存在感を発揮。身長183cmとややアンダーサイズながら、特にオンボールでの守備が素晴らしく、ジェイムズ・ブックナイト(ホーネッツ)やペイトン・プリチャード(セルティックス)といった有望な若手選手たちを1on1でシャットアウトした。
▼ニックネームは「Off Night」
▼D
ミッチェルと一緒にMVPに輝いたネッツのキャム・トーマスは、2021年ドラフト全体27位指名のシューティングガード。今年のサマーリーグ4試合で大会最多となる27.0得点を平均した(新人選手としてはサマーリーグ史上3位の記録)。
今大会でのトーマスは、初戦で19得点、2試合目で22得点、3試合目で31得点、最終戦で36得点と、ゲームを重ねる度にスコアリングが成長。クラッチタイムでのプレイも素晴らしく、13日のウィザーズ戦ではOT残り6秒に同点のスリー、さらにサドンデスのダブルOTでゲームウイナーを決めている。
▼ステップバックスリーが鋭い
なお同日には、今年の「オール・サマーリーグ・チーム」も併せて発表。MVPのミッチェルとトーマスの他、ジェイレン・ジョンソン(ホークス)、トレイ・マーフィー三世(ペリカンズ)、ペイトン・プリチャード(セルティックス)、ジェイレン・スミス(サンズ)、オビ・トッピン(ニックス)がファーストチームに選出。
▼ファーストチーム7選手
セカンドチームには、2021ドラフト1位指名のケイド・カニングハム(ピストンズ)、2位指名のジェイレン・グリーン(ロケッツ)に加え、ポール・リード(76ers)、パトリック・ウィリアムズ(ブルズ)、ルカ・ガルザ(ピストンズ)が選ばれている。
参考記事:「NBA」