クリス・ミドルトンがキャリアハイ51得点!
ミルウォーキー・バックス史上5人目となる50点ゲーム達成者の誕生だ。
現地28日にファイサーブ・フォーラムで行われたバックス対ワシントン・ウィザーズの一戦では、クリス・ミドルトンが自己最多の51得点、10リバウンドのダブルダブルで大活躍。ヤニス・アデトクンボが欠場していたバックスを151-131での圧勝に導いた。
ミドルトンの他に50得点超えをした歴代バックス選手は、カリーム・アブドゥル・ジャバー(10回)、ヤニス・アデトクンボ(2回)、マイケル・レッド(2回)、ブランドン・ジェニングス(1回)のみ。ミドルトンは試合後、このキャリアハイパフォーマンスを「コービーに捧げたい」と話した。
「コービーはジョーダンと並んで、僕が子供の頃に憧れた選手の一人だった。彼のプレイからたくさん盗んだよ。マンバメンタリティさ。今日は素晴らしいパフォーマンスができた。バスケットボールに貢献してくれたコービーへのお礼として、この日の試合を捧げたい」
この日のバックスは、エース不在ながらも前半だけで88点をスコアしてウィザーズを圧倒。今季成績を41勝6敗とした。もしここから14連勝をあげれば、シーズン61試合の時点で2015-16シーズンのゴールデンステイト・ウォリアーズと並ぶ。
ミドルトンはオールスター
ヤニス・アデトクンボの存在感が強すぎて、少し目立たなくなっているのかもしれないが、今季のミドルトンはシューターとして歴代有数レベルの好シーズンを送っている。
ミドルトンは今シーズン40試合で20.2得点、FG成功率50.3%、スリー成功率43.2%、フリースロー成功率90.0%を平均中。このシューティングスタッツを最後まで維持できれば、NBA史上9人目の「50-40-90」達成となる。
しかも20得点以上を平均しながらの「50-40-90」は、ラリー・バード、ダーク・ノビツキー、ケビン・デュラント、ステフィン・カリーの4選手、つまり最高のシューターしか到達したことのない高みだ。
今季ミドルトンのオールスター選出は確実だろう。それどころか、バックスの最終成績次第ではオールNBAチームに選ばれてもおかしくないと思う。
ボックススコア:「NBA」