カイル・コーバー、3P成功数でコービーを抜いて歴代12位に
アトランタ・ホークスのカイル・コーバーが、現地11日に行われたデンバー・ナゲッツ戦でキャリア1697本目のスリーポイントシュートを沈めた。
これによりコーバーは通算3ポイント成功数でコービー・ブライアントを追い越し、歴代ランキング12位に浮上。現役選手の中では5位の記録となる。
▼キャリア通算3P成功数トップ15
プレーヤー | 成功数 | 3P% |
レイ・アレン | 2973 | 40% |
レジー・ミラー | 2560 | 39.5% |
ジェイソン・テリー | 2049 | 38% |
ポール・ピアース | 2034 | 37.1% |
ジェイソン・キッド | 1988 | 34.9% |
ビンス・カーター | 1856 | 37.4% |
チャウンシー・ビラップス | 1830 | 38.7% |
ジャマール・クロフォード | 1812 | 35% |
ラシャード・ルイス | 1787 | 38.6% |
ペジャ・ストヤコヴィッチ | 1760 | 40.1% |
デイル・エリス | 1719 | 40.3% |
カイル・コーバー | 1697 | 43.2% |
コービー・ブライアント | 1694 | 33.4% |
ジョー・ジョンソン | 1686 | 37.2% |
スティーブ・ナッシュ | 1685 | 42.8% |
コーバーのすごいところはその驚異的なシュート精度だ。スリーポイントのキャリア平均成功率は、歴代トップ15選手で最高の43.2%。さらに通算1000本以上のスリーを記録している歴代76選手の中で成功率43%以上を維持しているのは、コーバーとステファン・カリー(43.6%)の2人しかいない。
▼コーバー、1月17日ブルズ戦
▼コーバー、2014-15ショットチャート
今季のコーバーはスリー成功数(189本)でリーグ3位、成功率(50.1%)でリーグ1位を記録している。これまでに1シーズンを通してスリー200本以上/成功率50%以上を達成したプレーヤーは1人もいない。
まさに歴史的なシューティングパフォーマンスを続けるコーバー。1日に1000本くらいスリーの特訓をしているのかな?と思われるかもしれないが、本人いわく練習ではそれほど多くのシュートを打たないそうだ。本数よりも実戦のシミュレーションが大切だと語っている。
「1度に大量のシュートを打つことはまずない。試合に出場しているような感覚で打ちたいからね。試合と同じスピードと緊張感を持ちながら500本も打つのは不可能だよ。150本を超えることさえ滅多にない」
– カイル・コーバー(via USA Today)
また練習の締めくくりに必ず行う決まり事があるらしく、「フリースロー10本+トップからのスリー3本」を連続で成功させるまで(ミスしたら再び最初から)絶対に帰らないそうだ。
Image:「Mark Runyon |BasketballSchedule.net」