レブロン・ジェイムス スリーブ破り前/後のパフォーマンス
レブロン・ジェイムスは以前、半袖のユニフォームについて「腕が下に引っ張られるような感覚がする」と不満を漏らしていた。
現地4日のクリーブランド・キャバリアーズ対ニューヨーク・ニックス戦で、ついにスリーブへの不快感が限界に達したのか。スロースタートを切ったレブロンは、第2Q中盤にこの日3本目のスリーを外した後、突然ユニフォームの袖を素手でビリビリと破り始めた。
するとどうだろう。それまでFG11本中4本と苦戦していたレブロンの調子が、袖を破った後にちょっとだけ回復したのだ。
ビフォー | アフター | |
時間 | 13分 | 22分 |
FG% | 36.4%(4/11) | 41.7%(5/12) |
3P% | 0%(0/3) | 50%(1/2) |
FT% | 0%(0/2) | 80%(4/5) |
得点 | 8得点 | 15得点 |
当然ながらサンプルサイズが小さすぎるので、こんなビフォーアフターのスタッツはほとんど参考にならない。ただレブロンは、半袖ユニフォームを着用した2013-14シーズンの3試合でスリーポイントをすべて外している(昨季は半袖試合なし)。
2013-14 | Game | 3pt |
12月25日 | LAL | 0/4 |
2月16日 | オールスター | 0/7 |
3月6日 | SAS | 0/3 |
(※レブロンのキャリア3pt成功率は34.1%)
レブロンは試合後、袖を破いたことについて、「すべてメンタルの問題だった。ユニフォームのせいじゃない」と説明している。
「自分のプレーにフラストレーションが溜まってた。とにかくリズムが悪かった。そこで唯一矛先を向けることができたのがユニフォームだったというわけだ」
「あのユニフォームは大好きだ。テレビ映えするし、見た目も素晴らしい。ファンのみんなも好きになってくれたら嬉しいよ。黒のユニフォームはキャブスとしてすごく久しぶりなので、いいと思う。みんな気付いていないかもしれないが、僕は(袖を破いたのと同時に)アームスリーブも外したんだ。とにかくフラストレーションが溜まっていたからね。でもその事には誰も触れようとしない」
「今回の件は特に取り上げるようなことでもないよ。今シーズン中にまた半袖ユニフォームを着ることになるし、それを楽しみにしている。その時はもっと良いプレーができるようにしたい。今夜のように、袖を破るなんてことをしなくて済むと思う」
Image via noahsbun/Reddit
参考記事:「Bleacher Report」