ドラフト1位のフルツ、開幕戦はベンチ出場に
フィラデルフィア・76ersは、2017年ドラフト1位指名で獲得した期待の新人マーケル・フルツを、焦らずじっくりとNBAに慣れさせていく方針だ。
『NBC Sports』のJessica Camerato記者によると、シクサーズのブレット・ブラウンHCは、現地18日に予定されているワシントン・ウィザーズとのシーズン開幕戦で、フルツをスタメンではなくベンチ起用することを発表。肩と膝の負傷のため、プレシーズンで十分な経験を積めなかったのが理由の一つだという。
「彼はプレシーズンであまりプレイしておらず、しばらく離脱していた。十分な下準備ができていない状態で、彼をすぐに火の中に放り込み、先発クラスのNBAディフェンダーたちと戦わせるべきか?それは賢い選択だと思えない」
– ブレット・ブラウンHC
プレシーズンでのフルツは、2試合に平均23.5分出場し、8.0得点、2.5アシストを記録。オフシーズンにシューティングフォームを大きく変えたそうだが、今のところどこかぎこちなく、プレシーズンでのFG成功率は24本中7本の29.2%に終わっている。ただフルツいわく、新しいフォームに慣れていないというよりも、肩の怪我がシューティングに悪影響を及ぼしていたそうだ。
「チームが勝利するための手助けになるなら、どんなことでもやりたい。ベンチ出場がその一つなのであれば、何も問題はないよ。どんな形であれチームに貢献したいんだ」
– マーケル・フルツ
▼プレシーズン、セルティックス戦
ドラフト1位指名の選手がデビュー戦でベンチスタートするケースは珍しく、2003年以降ではアンドレア・バルニャーニ(2006年)とアンソニー・ベネット(2013年)の2選手のみとなっている。
参考記事:「NBA Sports」