マブスがコーリー・スタインをウェイブ、マーキース・クリスと2年契約へ
ダラス・マーベリックスは現地15日、控えセンターのウィリー・コーリー・スタインとの契約を解除することを発表。同時に、10日間契約中のマーキース・クリスと2年契約を結んだことを明かした。
コーリー・スタインとクリスは、もともと高いドラフト順位でNBA入りしたエリートビッグマン(コーリー・スタインが2015年6位指名、クリスが2016年8位指名)。2人ともそれぞれのデビュー年でオール・ルーキー・チームに輝き将来を期待されていたが、どちらもブレイクできずに伸び悩み、徐々にプレイタイムを失っていった。
3度の10日間契約を経て、ようやくマブスとの本契約を獲得できたクリスは、シーズン13試合で6.5得点/3.7リバウンド/FG成功率60.7%を平均。限られた出場機会の中で、ロールもポップも両方こなせるビッグマンとして存在感を示した(スリー成功率42.9%)。
▼シーズンハイ15得点
クリスは、クリスタプス・ポルジンギスが安全衛生プロトコル入りで欠場していた期間にバックアップセンターとしてチームに貢献。2年前にはマブスエースのルカ・ドンチッチと揉めたこともあったが、今は良好な関係を築けている様子だ。
▼乱闘になりかけた2019年12月のルカとマーキース
一方で、2020年1月にトレードでマブスに加入したコーリー・スタインは、今季18試合の出場でキャリアワーストとなる1.9得点/2.1リバウンドを平均。11月末から一身上の都合でずっとチームを離れていた。
コーリー・スタインがチームを離脱している理由の詳細は明かされていないが、マブスのニコ・ハリソンGMによると、かなり辛い状況にいるとのこと。ハリソンGMは、コーリー・スタインとの契約解除後も「チームとして彼のサポートを続けていくつもりだ」とコメントしている。
絶好調のマブス
なおマブスは、同日に行われたオーランド・マジックとのホームゲームに108-92で圧勝し、今季成績を24勝19敗に更新。ルカ・ドンチッチがゲームハイ23得点をマークした他、プロトコルを抜けて8試合ぶりに復帰したクリスタプス・ポルジンギスが19得点を獲得した。
これでマブスは直近9試合で8勝1敗と絶好調。特にチーム守備が素晴らしく、9試合中7試合で対戦相手を100点未満に抑えている。
参考記事:「NBA」