NBPAプレーヤーズ・ボイス・アワード2016: MVPはカリー
NBPA(NBA選手会)が現地4日、2015-16シーズンの「プレーヤーズ・ボイス・アワード」(PVA)の受賞者を発表した。
2015年に設立されたプレーヤーズ・ボイス・アワードは、選手たちの投票により選出されるアワード。MVPやベスト・ルーキー、ベスト・ディフェンダーをはじめ、ソーシャルメディア・フォローやベスト・ドレスといったユニークな賞もある。
以下、2016アワード各部門の受賞者:
MVP:ステファン・カリー
昨年の同アワードMVPはジェイムス・ハーデンの手に渡ったが、今年は史上初の満票MVPに輝いたカリーが受賞。昨季は平均30得点を上回った他、通算スリー成功数402本、50-40-90を達成するなど、歴代屈指のシーズンパフォーマンスをみせた。
なおカリーは、MVPの他に、2016年PVAの「クラッチ・パフォーマー賞」と「最もガードするのが難しい選手賞」にも選ばれている。
ベスト・ディフェンダー:カワイ・レナード
昨季のレナードは、2年連続となるディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(DPOY)を受賞した他、キャリア初のオールスター先発出場、オールNBAファーストチーム選出と、まさに大ブレイクのシーズンとなった。センターポジション以外の選手が連続DPOYを獲得したのは、1990~1991年のデニス・ロッドマン以来初の快挙となる。
ベスト・ルーキー:カール・アンソニー・タウンズ
ルーキーシーズンのタウンズは、全82試合に出場し、18.3得点、10.5リバウンドのダブルダブルを平均。1984年のラルフ・サンプソン、1990年のデビッド・ロビンソン、2011年のブレイク・グリフィン、2012年のデイミアン・リラードに次いで、満票で新人王に輝いた史上5人目のプレーヤーとなった。
カムバック選手賞:ポール・ジョージ
2014年夏の骨折から、1シーズンにわたるリハビリ期間を経て、完全復活したPG13。昨季は81試合の出場でキャリアベストとなる23.1得点を平均し、オールスタースタメン、オールNBAサードチームに選出され、プレーオフでも7試合で平均27.3得点、7.6リバウンド、4.3アシストを記録する大活躍をみせた。
ベスト・ベンチ:ジャマール・クロフォード
2015-16シーズンのクロフォードは、79試合の出場(スタメン5試合)で平均14.2得点、FG成功率40.4%、フリースロー成功率90.4%(リーグ2位)を記録。リーグ史上最多となるキャリア3度目のシックスマン賞を獲得した(2010年、2014年、2016年)。
ベスト・ソーシャルメディア・フォロー:レブロン・ジェイムス
レブロンのTwitterフォロワー数は公式NBAアカウントよりも多く、現在3200万人を超えている。またレブロンは、「同じチームにいて欲しいと密かに思っている選手賞」にも選出された。
最も影響力の大きいベテラン:ティム・ダンカン
昨季でキャリア19シーズン目を終え、7月に現役引退を発表。静かにNBAを去っていった…。
グローバル・インパクト:コービー・ブライアント
コービーは世界的に最も知名度の高いNBAプレーヤー。現役最後の試合では、リーグシーズン最多の60得点を記録するという伝説を残した。
▼コービー現役最後の3分
ベスト・チームメイト(各チームから1人)
▼イースト
▼ウェスト
ベスト・ドレス賞:ラッセル・ウェストブルック
・2016プレーオフ中のウェストブルック・ファッション一覧(アルバム)
参考記事:「NBPA」