ニコラ・ヨキッチの逆転ブザービーターでナゲッツが勝利
NBAでは現地14日、ウェスト首位シード奪還を狙うデンバー・ナゲッツが本拠地ペプシセンターでダラス・マーベリックスと対戦。
ナゲッツは第3Q終了時の10点ビハインドから最終ピリオドを21-10でアウトスコアして逆転勝利を収め、シーズン成績を45勝22敗として1位のウォリアーズまで1ゲーム差に迫った。
ナゲッツに勝利をもたらしたのは、ニコラ・ヨキッチのミラクルショット。1点ビハインドで迎えた第4Q残り5秒のラストポゼッションでボールを託されたヨキッチは、ドワイト・パウエルの好守備に阻まれながらも強引にペイントエリアまで攻め入り、試合終了のブザーと同時にバランスを崩しながらのフローターをねじ込む。
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ヨキッチがゲームウイナーを決めるのはこれで今季3回目(他は1月8日のヒート戦と2月13日のキングス戦)。ブザービーターによるウイニングショットはキャリア初だ。
100-99で勝利したナゲッツは、ポール・ミルサップがFG19本中14本成功の33得点で大活躍。今季のナゲッツは失点を100点未満に抑えた試合で21勝1敗の好成績を収めている。
一方で7連敗となったマブスは、ルカ・ドンチッチが24得点、11リバウンド、9アシストで奮闘。他にジェイレン・ブロンソンが20得点、パウエルが16得点/10リバウンドのダブルダブルで貢献し、試合の大部分で主導権を握ったが、第4Qに入ってからのマブスはドンチッチ以外で誰もフィールドゴールを決められず、ピリオド10得点に終わった。
▼第4Qはナゲッツvsドンチッチだった
ドンチッチは残り時間5秒にディフェンダー2人の上から逆転のダンクを叩き込む超ファインプレイを決めたが、その後のカウント・ワンスローに失敗。試合後のインタビューでは、「あのフリースローを決めるべきだった。チームをがっかりさせてしまった」と敗北の責任を負った。
これでマブスは27勝41敗のウェスト14位に転落。オフシーズンにドンチッチをトレードで獲得した際に、2019年ドラフト1巡目指名権をトップ5位保護付きでアトランタ・ホークスに譲渡しているので、チームとしてはシーズン残り試合をできる限りタンキングするのがベストだ。
シーズン残り14試合の時点でマブスはリーグワースト6位で、ワースト5位のホークスとは3.5ゲーム差。もしホークスより下に沈んでシーズンを終えられれば、今夏ドラフト指名権を維持できる可能性が非常に高くなる。
なおこの日の試合では、ダーク・ノビツキーが3本のスリー成功で9得点を記録し、キャリア通算得点で3万1402点に到達。歴代6位のウィルト・チェンバレン超えまであと18得点に迫った。
ボックススコア:「NBA」