ポポビッチHCがチームUSAキャンプでデローザンを指導
ラスベガスでは現地7月26日から2日間、バスケットボール男子アメリカ代表のミニキャンプが開催されている。
今年のキャンプには、マイク・シャシェフスキーの後継者として代表チームHCに就任したグレッグ・ポポビッチの下、2019年FIBAワールドカップ(中国)と2020年オリンピック(東京)に出場するロスター候補35選手中23選手が参加。ケビン・デュラントやラッセル・ウェストブルック、ジェイムス・ハーデンをはじめとしたNBAを代表するスターたちが合同で練習に励む中、大きな注目を集めていたのは、今月にラプターズからスパーズへとトレード移籍したばかりのデマー・デローザンを熱心に指導するポポビッチHCの姿だ。
https://twitter.com/jovanbuha/status/1022576304451809280
ラプターズからの放出には相当ショックを受けたようで、最初の1週間は「記憶があやふやで夢を見ている気分だった」と闇落ち寸前だったデローザンだが、この日の練習後のインタビューでは、「(ラスベガス入りした水曜日以降は)前に進む決心をした。僕のバスケットボールキャリアと人生における第二章。とにかく前進して、直面するすべてを受け入れようと思う」と前向きにコメント。さらにマヌ・ジノビリの現役続行を望んでおり、ジノビリから学びたいとも語っている。
「NBAに入るずっと前からマヌのファンだった。彼のような選手の知恵を借りながら学べるというのは素晴らしい機会になる」
– デマー・デローザン
▼デローザンが楽しそうで何より
来季デローザンがポポビッチHCの指揮下でどんな成長を見せるのか楽しみだ。
またキャンプ1日目には、リハビリ中のカイリー・アービングも参加。シューティングドリルで選手たちにパス出ししたり、デュラントやウェストブルックにムーブを教えようとしたりしていた。
▼ウェストブルックとKDにパス出しするポポビッチ。なんか感動的
アメリカ代表チームを引き継いだポポビッチにとって初の大仕事となる今年のキャンプには、レブロン・ジェイムスやステフィン・カリー、アンソニー・デイビス、クリス・ポールらが不参加で、ジミー・バトラーも今週に手の手術を受けて断念。またトロント・ラプターズの身体検査をパスしたカワイ・レナードも、新チーム移籍の準備を進めるため、キャンプ参加を見送った。
▼2018年のミニキャンプ参加メンバー
現在アメリカ代表候補には35選手いるが、ここから最終的に12人に絞られる。少し前までは、最終ロスターに残るために、ミニキャンプ参加はほぼ必須とされていたが、最近はそのルールが緩くなっているという。
今のアメリカ代表は、ジョーダンやマジックがいた「ドリームチーム」に負けないほどのタレントレベルなので、中国FIBAや東京五輪にはぜひともベストメンバーで臨んでほしい。カリーとレブロンのピック&ロールや、ハーデンとデイビスのアリウープなど夢のコンビプレイが見たい!
なおキャンプ1日目では他にも、ジョン・ウォールの写真があまりにも酷すぎるとSNSで話題になっていた。最初に写真をシェアしたウィザーズの公式Twitterアカウントがすぐに削除したほどだ。
まるで午前2時まで痛飲して、その3時間後に叩き起こされたかのような風貌。ウォールによると、この写真を母親に送ってみたところ、「留置所に送られたばかりの人に見える」という返信が返ってきたそうだ。
▼ウォールは切れのあるパスを披露
https://twitter.com/NBA/status/1022571208963907584
参考記事:「USAB」