ラジョン・ロンドが右手親指骨折、6~8週間の離脱へ
先週末から始まったばかりのオーランドでのトレーニングキャンプで、早速怪我人が出てしまったようだ。
ロサンゼルス・レイカーズの番記者によると、ベテランガードのラジョン・ロンドが現地12日に行われたチーム練習で右手の親指を骨折した模様。今週中に手術が予定されているらしく、6週間から8週間ほどチームを離脱する見込みだという。
ロンドが右手を骨折するのは、今回で3度目だ。1回目はシカゴ・ブルズに所属していた2017年プレイオフ第1ラウンドで同じ親指を負傷。2回目は、2018-19シーズン開幕1カ月後に右手の第三中手骨を骨折した。
今季のロンドは48試合で7.1得点、5.0アシストを平均。主にレイカーズの第2のポイントガードとして、レブロン・ジェイムスのバックアップを務めた。
▼1月のOKC戦では21得点/12リバウンド/8アシストで大活躍
ロンドの離脱は、レイカーズにとって大打撃だ。すでにエイブリー・ブラッドリーが抜けた今のレイカーズロスターのガード陣は、ダニー・グリーンやKCP、JR.スミスなど、経験豊富なベテラン勢はSG/シューター寄りの選手ばかり。そこにロンドまで離脱となれば、安心してボールを任せられる司令塔はレブロンのみとなってしまう。
若手では、コンボガードのアレックス・カルーソとクイン・クックがいる。特にカルーソは今季で着実に力を付けてきたが、プレイオフの大舞台でレブロンがベンチに下がった時間帯にPGとしてオフェンスを指揮できるかどうかについては、少し不安が残る。
もしロンドが6~8週間で復帰できれば、9月半ばから始まるカンファレンスファイナルには間に合う。
なおレイカーズは、FA契約でロンドの穴埋めをすることはできない。例えロンドをウェイブしたとしても、それはルール上で不可能だ。7月以降で代替選手との契約が認められるのは、ロスターから離脱する選手が、個人的な理由でシーズン再開参加を断念する場合、もしくは新型コロナウイルスに感染した場合のみとなっている。
参考記事:「NBA」