スパーズが球団新記録の51点差で76ersを撃破、オルドリッジとボバンはシーズンハイ
サンアントニオ・スパーズが現地7日、ウェルズ・ファーゴ・センターで行われたフィラデルフィア・76ersとの試合に119-68で圧勝。51点差での勝利は球団史上最多記録となる。
▼スパーズの最多得点差勝利
対戦相手 | シーズン | スコア |
シクサーズ | 2015-16 | 119-68(+51) |
グリズリーズ | 1995-96 | 111-62(+49) |
ウォリアーズ | 1984-85 | 139-94(+45) |
この日はティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ、カワイ・レナードの3選手が欠場したスパーズだが、まったく問題なし。
試合開始から4分で4点ビハインドに陥るも、そこから第1Qの終わりにかけて26-6のランで猛反撃して、さっそく16点のリードを奪取。第2Qには、ラマーカス・オルドリッジがFG6本中6本成功の12得点でオフェンスを牽引する一方で、シクサーズのクォーター得点を12点に抑える鉄壁のチームディフェンスを展開し、65-29の36点差で試合を折り返して早々と勝負を決めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 33 | 32 | 31 | 23 | 119 |
PHI | 17 | 12 | 23 | 16 | 68 |
スパーズは、オルドリッジが21分の出場でスパーズ移籍以降最多となる26得点をマーク。シクサーズの若手ビッグマンたちを相手に積極的にインサイドを攻めた他、16分で12得点を獲得したトニー・パーカーとのピック&ポップは無双状態だった。
また、第3Q中盤からチェックインしたボバン・マリアノビッチは、17分の出場でキャリアハイの18得点、2スティールを獲得。ディフェンダー2人にカウント・ワンスローのダンクを叩きこんだり、ショットクロックぎりぎりでエルボーからミドルレンジショットを沈めたりと、圧倒的なサイズを活かして大暴れした。
ボバンが最後のショットを沈めると、ウェルズ・ファーゴ・センターは大歓声に包まれた。
スパーズはオルドリッジとボバンの他にも、ジョナサン・シモンズ(14得点)、マット・ボナー(9得点)、ラシュアル・バトラー(7得点)がシーズンハイをマーク。ダンカン、レナード、マヌの主力3名がいない中、各選手が自信をブーストするための絶好の機会となった。チーム全体では、32アシストと今季ベストのFG成功率61.8%を記録している。
ただ、ダニー・グリーンはフィールドゴール3本中1本成功の3得点と、まだシューティングスランプから抜け出せていない。これをコンスタントに決めてくれるようになれば…。
これでスパーズは、今季成績を球団史上2番目のベストスタートとなる18勝4敗に更新(ベストは2010-11シーズンの開幕19勝3敗)。なお、グレッグ・ポポビッチHCによると、レナードがシクサーズ戦を欠場した理由は、「傷んだチーズステーキを食べて病気になったから」だという。
ボックススコア:「NBA」