【SAS-MEM第1戦】スパーズが29点差の圧勝、レナードはPO自己最多の32得点
現地4月15日からついに開幕した2017年NBAプレーオフ第1ラウンド。ウェスタンカンファレンスでは、AT&Tセンターでサンアントニオ・スパーズとメンフィス・グリズリーズの第1戦が行われ、第2Q以降を攻守で圧倒したスパーズが111-82の快勝し、シリーズの先手を取った。
レギュラーシーズンを2勝2敗で引き分けた2チームのプレーオフ初戦は、マルク・ガソルとマイク・コンリーが開始から絶好調で、グリズリーズが第1Q残り2分30秒でさっそく13点リードを奪取。ティム・ダンカンのいない最初のプレーオフでスロースタートを切ったスパーズだったが、カワイ・レナードの活躍で何とか食い下がると、パウ・ガソルとパティ・ミルズの連続スリーで流れを変えて徐々に点差を縮め、第2Q序盤には逆転に成功。3点リードを奪って前半を終える。
グリズリーズは、マルク・ガソルが前半だけで25得点を獲得。対するレナードは、ハーフタイムまでに17得点/4アシストをあげた。
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第3Q序盤は、ダニー・グリーンが守備でファインプレイを見せつつ、第2Qにリズムをつかんだラマーカス・オルドリッジが連続得点を決めてオフェンスを牽引。グリズリーズはガソルの奮闘で巻き返しを図るも、スパーズは8点リードで迎えた第3Q残り3分30秒から14-2のランを展開して一気に主導権を握り、最終ピリオド開始までに点差を20点に拡大。第4Q中盤には主力をベンチに下げて、早々と勝負を決めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
MEM | 30 | 19 | 15 | 18 | 82 |
SAS | 25 | 27 | 32 | 27 | 111 |
▼レナードは32得点
スパーズは、レナードが32分の出場でFG14本中11本を成功させ、プレーオフ自己ベストタイの32得点、5アシストを記録。オルドリッジが20得点をあげた他、トニー・パーカーも積極的にレーンを攻め18得点を獲得した。
グリーンはFG成功0本の2得点だったものの、コンリーのガードやトランジションディフェンスで大活躍して4ブロックをマーク。スパーズは第2Q~第4Qの3ピリオドでグリズリーズをFG成功率30%の52得点に抑え、チーム合計で11ブロックを記録している。
▼11ブロック!!
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グリズリーズは、マルク・ガソルが32得点をマーク。コンリーは序盤こそ好調だったものの、第2Q以降から1本しかフィールドゴールを決められず、13得点に終わった。また守備面では、ビンス・カーターやジャマイカル・グリーンがレナードをマークしたが止められず、やはりこのシリーズでトニー・アレンの不在は大きく響きそうだ。
▼カーター
スパーズとグリズリーズのシリーズ第2戦は、現地17日に引き続きAT&Tセンターで行われる。
ボックススコア:「NBA」