サンズがHC解任からの5試合で4勝1敗
開幕3試合中2試合で40点差以上の大敗を喫し、続いてアール・ワトソンHCの解任など、大混乱でシーズンをスタートした今季のフェニックス・サンズだが、ここ数試合では見違えるようなパフォーマンスを続けている。
サンズは現地11月1日、ベライゾン・センターで行われたワシントン・ウィザーズ戦に122-114で勝利。これで、ジェイ・トリアーノの暫定HC就任、並びにエリック・ブレッドソーをアクティブロスターから外して以降の5試合で4勝をあげ、シーズン成績を4勝4敗のイーブンにした。
▼ビールとウォーレンがそれぞれ40得点
1日のウィザーズ戦でのサンズは、フォワードのTJ・ウォーレンが22本中16本のFG成功から自己ベストの40得点、10リバウンドのダブルダブルでチームを牽引。第2Q序盤でウィザーズに22点の大量リードを奪われるも、そこからウォーレンの第3Q19得点を先頭に猛反撃を仕掛けて試合をひっくり返し、敵地で強豪相手に大逆転勝利を収めた。
ウォーレンの他には、デビン・ブッカーが22得点、5アシストで貢献。プロ3年目となるブッカーは順調に成長している様子で、昨季は強引にタフショットを打つ少しセルフィッシュなプレイが多かったが、今季はショットセレクションやディシジョンメイキングが良くなり、21歳ながらコート上でリーダーシップを発揮する場面も見られる。
それにしても、10月を終えた時点でサンズの勝率がキャブス(3勝5敗)を上回るなんて、夢にも思わなかった。
敗れたウィザーズ(4勝3敗)は、ブラッドリー・ビールが40得点、ジョン・ウォールが21得点、6アシストで奮闘。今季絶好調のオット・ポーターJr.は病気のため試合を欠場した。
ボックススコア:「NBA」