レイカーズのウェイン・エリントン 「コービーが毎日連絡してくれた」
ロサンゼルス・レイカーズが今季初白星を飾った9日のシャーロット・ホーネッツ戦の試合後、ようやく手にした勝利の余韻に浸るウェイン・エリントンのもとに残酷なニュースが届けられた。父親が何者かに銃殺されたという悲しい知らせだ。
「(試合後の)ロッカールームではみんなが興奮していたよ。だけどそれから15分も経たないうちに、僕は人生のどん底に突き落とされた。運命はときに酷いイタズラを仕掛けてくる。あんな形で人の生死に直面すると、バスケットボールのことは一瞬で二の次になってしまう」
エリントンは現地21日のダラス・マーベリックス戦で7試合ぶりに復帰。離脱していた11日間の間、チームメイトのコービー・ブライアントからほぼ毎日見舞いの連絡が届いていたという。
「コービーはチームのリーダーとして本当に素晴らしい。ここには家族がいる、この大変な時期にレイカーズはそう感じさせてくれた」
試合前のレイカーズロッカールームでは、目に涙を浮かべながら亡き父について語るエリントンの姿があった:
「父はいつも試合前にメールを送ってくれて、考えるべきことを与えてくれた」
エリントンの父親ウェインさんは、9日にフィラデルフィアで車を運転していた際に何者かに拳銃で殺害された。事件の容疑者や犯行の動機については未だ明らかになっていない。
Image by reidspice/Flickr
参考記事:「LA Times」