TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
ディアンジェロ・ラッセル アンドリュー・ウィギンス
2020 2 7

ディアンジェロ・ラッセルとアンドリュー・ウィギンスのトレードについて

アンドリュー・ウィギンス, ディアンジェロ・ラッセル 0

NBAでは現地2月6日、ゴールデンステイト・ウォリアーズとミネソタ・ティンバーウルブズの間でトレードが成立。ウォリアーズはディアンジェロ・ラッセル、ジェイコブ・エバンス、オマーリ・スペルマンの3選手を放出し、ウルブズからアンドリュー・ウィギンス、2021年ドラフト1巡目指名権、2021年ドラフト2巡目指名権を獲得する。

ESPNによると、ウォリアーズが獲得したウルブズの2021年1巡目指名権はトップ3の保護付きで、2022年に持ち越された場合は保護なしになるという。

KATの夢が実現

ウルブズは、オフシーズンからずっと欲しがっていたラッセルをついにゲット。フランチャイズスターのカール・アンソニー・タウンズの願いを叶える形となった。

タウンズとラッセルは同じドラフトクラス(2015年)の1位2位指名。2人は親友でもある。

現在13連敗中で落ち込んでいたタウンズだが、今回のトレード実現がよほど嬉しかったのだろう。夜中にプレゼントを持って空港までラッセルを出迎えに行った。

https://twitter.com/Timberwolves/status/1225652081089896448

タウンズとラッセルはオフェンス面で抜群にフィットするだろう。どちらも優秀なアウトサイドシューターで、2人のピック&ロールは強力な武器になるはずだ。

ただ不安要素はやはり守備。タウンズとラッセルは2人ともディフェンダーとしての評価が低い。それを補えるだけのオフェンスを生み出せるかどうか。ウルブズは、1月半ばのジェフ・ティーグ放出からトレードデッドラインにかけて、ロスターの半分以上が入れ替わることになったので、どんなチームになるのか全くの未知数だ。

とりあえずは有力なボールハンドラーが一人欲しいところ。ラッセルのピック&ロールやタウンズのエルボー/ポストプレイに依存するだけでなく、ラッセルのオフボールプレイを増やすなどして、オフェンスの幅を広げる必要がある。

1巡目指名権を手放すことになったので、それなりにリスクの高いトレードではあるが、ウルブズはチームの空気を一変させる必要があった。結果としてフランチャイズエースのタウンズもご満悦だ。

FAでスター選手からほとんど見向きもされないウルブズのようなスモールマーケットチームにとっては、ドラフトで引き当てた超大物をいかに満足させられ続けるかが重要になる。

▼ラッセル(52得点)vsウィギンス(40得点)

ウォリアーズは…

今回のトレードをどう見るべきなのか正直わからない。第一印象は、少し物足りないと思った。

ラッセルとウィギンスの残り契約は、年数もサラリーもほぼ同じ。ウルブズの2021年ドラフト1巡目指名権はとても貴重なアセットだが、もう少し見返りを得られたのではとも思う。リーグのフロントオフィスは、ラッセルをあまり高く評価していないのかもしれない。

単純に選手として比較すれば、恐らくラッセルがウィギンスよりもやや上だろう。ただフィットの面で考えると、ウィギンスの方がウォリアーズ、特にスプラッシュブラザーズとの相性が良さそうだ。ウィギンスはサイズと身体能力があり、決して優れたディフェンダーではないが、ラッセルほどチーム守備の弱点になることもない。

来季にはステフィン・カリーとクレイ・トンプソンが復帰するので、ウィギンスのオフェンスにおける役割は大きく変わることになる。ボールタッチは激減するだろうし、これまでのようにボールハンドラーとしてピック&ロールを指揮する機会もかなり少なくなるだろう。

ウィギンスはチームの3番手あるいはロールプレイヤーとして、どれだけのインパクトを残せるだろうか?

ウィギンスに「第2のアンドレ・イグダーラ」を期待するのは少し無理がある。イグダーラほどフロアの読みに長け、守備にも強いオールラウンドなロールプレイヤーはなかなかいない。だが「第2のハリソン・バーンズ」にならなれる。

ウォリアーズ時代のバーンズのオフェンスにおける主な役割は、3Pラインでのスポットアップにオフボール・カット、そしてたまにミスマッチをポストアップ。スリーを除けば(そこが1番大事だけど)、ウィギンスの得意とする分野であり、特にオフボール・カッターとしては極めて優秀だ。

問題のスリー(今季は成功率33.1%)も、カリーやトンプソンのおかげでオープンショットを打つチャンスが増えるはずなので、リーグ平均もしくはそれ以上にまで改善する日が来るかもしれない。

またオフェンスでの負担が減れば、それだけディフェンスに力を注げるようになる。ウィギンスと当時のバーンズの最も大きな違いは守備面だが、ドレイモンド・グリーンの指揮の下でディフェンダーとしても成長するかもしれない。

もちろんウィギンスの高額年俸(マックスサラリー)を考慮すると、「第2のハリソン・バーンズ」では割に合わないだろう。しかも契約は来季から3年残っている。ただウィギンスは今年でまだ25歳と若く、ウォリアーズで大化けする可能性もゼロじゃない。

なおウォリアーズは今回のトレードにより、今季サラリー総額でラグジュアリータックスのラインを下回ることに成功。これで来季のリピータータックスも回避できる。

それからウルブズのドラフト1巡目指名権は、数年後にリーグで最も価値の高いアセットになるかもしれない。考えれば考えるほど、ウォリアーズにとってそれほど悪いトレードではないように思えてきた。

参考記事:「NBA」

ホークスがパーカー放出でキングスからデドモン獲得へ トレードされたドラモンドが嘆きのツイート「NBAに忠誠は存在しない」

Related Posts

アンドリュー・ウィギンス カリー

ブログ

カリーのスリー記録樹立にアシストしたアンドリュー・ウィギンス「一生の思い出」

アンドリュー・ウィギンス スリー

ブログ

アンドリュー・ウィギンスが自己最多のスリー8本、今季3P成功率でカリーを追い抜く

ウィギンス ダンク タウンズ

ブログ

【ハイライト】アンドリュー・ウィギンスが元相棒のタウンズを2度もポスタライズ

ウィギンス ウォリアーズ

ブログ

アンドリュー・ウィギンスがウォリアーズデビュー戦で24得点と5スティール

特集

  • ベスト・オブ・NBA: ウォリアーズの「サイクロン」

    ベスト・オブ・NBA: ウォリアーズの「サイクロン」

    2017年10月18日
  • NBA史上最大の番狂わせ:「We Believe」ウォリアーズが1位シードのマブスを撃破

    NBA史上最大の番狂わせ:「We Believe」ウォリアーズが1位シードのマブスを撃破

    2020年5月6日
  • スパーズのポポビッチHC、通算勝利数でNBA歴代コーチ1位に「私個人ではなく我々の記録」

    スパーズのポポビッチHC、通算勝利数でNBA歴代コーチ1位に「私個人ではなく我々の記録」

    2022年3月13日
  • トニー・パーカーの永久欠番式典スピーチ

    トニー・パーカーの永久欠番式典スピーチ

    2019年11月23日
  • ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    ESPN:2021-22シーズンNBAのプレイヤーランキングTop21

    2021年9月27日
  • ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    ケビン・ラブ 「誰もが何かを抱えている」

    2019年12月19日
  • 2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2019-20NBAアワード予想その2: DPOYとオールディフェンシブチーム

    2020年7月5日
  • ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    ドレイモンド・グリーンの万能さが良くわかる守備ポゼッション

    2017年5月14日
  • ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    2020年6月27日

NEW

  • マブス サンズ 第7戦マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
  • ウォリーアズ グリズリーズ 第6戦 2022クレイとルーニーの活躍でウォリアーズが第6戦快勝、3年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
  • マブス サンズ 第6戦マブスがサンズとの第6戦に圧勝、今季プレイオフ第一号の第7戦突入へ
  • ジェイソン・テイタム 46得点セルティックスのジェイソン・テイタム、負けたら終わりの第6戦で46得点の躍動
  • ダニー・グリーン ひざ76ersのダニー・グリーン、今季最後の試合で左ひざ前十字靭帯断裂の大怪我
  • ヒート 76ers 第6戦 2022ヒートが4勝2敗で76ersとのシリーズ制覇、2年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
  • ホリデー 第5戦 2022ホリデーが終盤に攻守でステップアップ、バックスがセミファイナル第5戦に逆転勝利
  • ニコラ・ヨキッチ mvp 2021-22ニコラ・ヨキッチが2021-22シーズンのMVP選出、史上13人目の連続受賞
  • サンズ マブス 第5戦東西1位シードのヒートとサンズが第5戦に圧勝、カンファレンス決勝進出に王手
  • アル・ホーフォード キャリアハイアル・ホーフォードがPO自己最多の30得点、第4Qにはヤニスをポスタライズ

ポピュラー

  • マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
    マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
  • クレイとルーニーの活躍でウォリアーズが第6戦快勝、3年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
    クレイとルーニーの活躍でウォリアーズが第6戦快勝、3年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
  • マブスがサンズとの第6戦に圧勝、今季プレイオフ第一号の第7戦突入へ
    マブスがサンズとの第6戦に圧勝、今季プレイオフ第一号の第7戦突入へ
  • 76ersのダニー・グリーン、今季最後の試合で左ひざ前十字靭帯断裂の大怪我
    76ersのダニー・グリーン、今季最後の試合で左ひざ前十字靭帯断裂の大怪我
  • セルティックスのジェイソン・テイタム、負けたら終わりの第6戦で46得点の躍動
    セルティックスのジェイソン・テイタム、負けたら終わりの第6戦で46得点の躍動
  • ヒートが4勝2敗で76ersとのシリーズ制覇、2年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
    ヒートが4勝2敗で76ersとのシリーズ制覇、2年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
  • ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る
    ジミー・バトラー、76er退団を選んだ理由と「ヒート・カルチャー」を語る
  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • ニコラ・ヨキッチが2021-22シーズンのMVP選出、史上13人目の連続受賞
    ニコラ・ヨキッチが2021-22シーズンのMVP選出、史上13人目の連続受賞

ランダム

  • ジミー・バトラー ウォーレンジミー・バトラーがTJ・ウォーレンに辛辣なコメント「俺より遥かに格下」
  • ダドリー 罰金サンズのダドリーとクリスに罰金処分
  • ウェイド対デュラントK.デュラントとD.ウェイドがすでに交戦状態、白熱するツイッターバトル
  • NBA ラッシュモアNBAのマウント・ラッシュモアは誰だ?
  • 2016-17 スケジュールNBA2016-17シーズンのスケジュールと注目のカード

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2022
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes