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ケビン・ガーネット レイ・アレン
2021 8 24

ケビン・ガーネット、「ビッグスリー+ロンド」の集合写真からレイ・アレンを消してしまう

ケビン・ガーネット, レイ・アレン 0

ケビン・ガーネットとレイ・アレンの確執は、決別から10年近くたった今でも解消されないほど根が深いようだ。

現地8月22日、先週にボストン・セルティックスでの永久欠番式典の日取りが決まったばかりガーネットは、自身のインスタグラムでストーリーを更新。「bostoncelts4eva」(ボストン・セルティックス、フォーエバー)というメッセージと共に、元セルティックス・ビッグスリーとラジョン・ロンドが映った2011年オールスターでの写真を投稿したのだが、その一枚でレイ・アレンの部分だけが見事に切り取られていた。

https://twitter.com/BostonCelts4eva/status/1429514068319219725

▼本来の写真

▼KGのストーリー

あまりにも露骨すぎて、オリジナル写真のレイ・アレンがフォトショ合成なのではとさえ思えてくる。

確執の歴史

アレンとガーネットの不仲が決定的となったのは、2012年のオフシーズン。その年にFAだったアレンは、セルティックスからの2年/1200万ドルの再契約オファーを断り、約5割のペイカット(2年/630万ドル)を受け入れてまでマイアミ・ヒートへの移籍を選んだ。

当時のセルティックスにとって、ヒートは最大のライバルチーム。2011-12シーズンのプレイオフではイースト決勝でこの2チームが衝突し、セルティックスは7試合に及ぶ死闘の末に敗北。ガーネットをはじめとしたセルティックスメンバーにしてみれば、ヒートへと移籍したアレンが「敵に寝返った裏切り者」のように映ったのかもしれない。

なおアレンがセルティックス退団を決断したのは、チームから軽視されていると感じたことが理由だった模様。アレンは2018年に出版した自伝『From the Outside: My Journey Through Life and the Game I Love』の中で、2012年当時のことを次のように振り返っている:

「彼らはサラリー減額を提示した上、私をベンチ起用しようとした。そしてロンドを中心としたオフェンスを続けようとした。私がこんな契約にサインしたいと思える理由を教えて欲しい」

アレンはヒート移籍1年目の2012-13シーズンに、ベンチ出場のシックスマンとして活躍。2013NBAファイナル第6戦では、プレイオフ史に残るクラッチショットを決めてヒートの2連覇に大貢献した。

▼伝説の同点スリー

一方で2012-13シーズンのセルティックスは、7位シードでプレイオフに進出するも、第1ラウンドでニューヨーク・ニックスに敗北。移籍後1年目からチャンピオンの栄光に輝いたアレンとの差が、両者の間の溝をさらに深めたのかもしれない。

そもそもアレンはセルティックスに在籍していた頃から、ガーネットやロンドをはじめとした主力メンバーとやや距離を置いていたとのこと。ビッグスリーの1人で2008年ファイナルMVP受賞者のポール・ピアースは、2015年のESPNのインタビューで当時のアレンとセルティックスの関係性について次のように語っている。

「奇妙な関係だった。みんなコート上では仲が良かったが、レイだけはいつもマイペース。そういう人間なんだと思う。例えば、チームで一緒に食事に出かけるときもレイだけは来ない。俺たちはレイが主催するチャリティーイベントなどに足を運んだ。でも奴は俺たちのイベントには顔を出さないんだ」

「恐らくレイはロンドのことをあまり好いていなかったのだろう。この世界では個人の好き嫌いなんかどうでもいい。そもそもチームメイトの全員を好きになる必要なんてない。ただ、サポートの姿勢を示すことは大切だと思う。ロンドも恐らくレイのことが嫌いだったはず。だけどロンドはちゃんとレイのイベント事にも顔を出していた。『俺たちは仲間だ』、それを態度で示すためにね」

「俺は別にレイのことが嫌いではなかった。コート上では素晴らしい関係を保っていた。だけどセルティックスが優勝した年でさえも、例えば試合後に『今日はベテラン組で飯を食いに行こう』って声をかけるだろ。すると集まるのは、俺とKG、サム(キャセール)だけ。レイは来ない。いろんな意味で、俺とKGとサムが当時のビッグスリーだった気がする」

「『レイはそういう奴だ』、最後はそこに落ち着いた。遺恨なんてない。俺たちが話さなくなったことについて、みんな必要以上に大騒ぎしてたけど、そもそも最初からそれほどの関係は存在していなかったんだ」

なおアレンにとってピアースとの関係は、ガーネットほど壊滅的なものではなく、2017年には中国で開催されたイベントに一緒に参加。その際にピアースは、インスタグラムでガーネットとロンドをタグ付けしながらアレンとのツーショット写真を投稿し、「たとえ何があろうとも、僕たちは決して壊れることのない強い絆を築いた」と綴っていた。

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また2018年にピアースがセルティックスとして永久欠番化された際には、式典には出席しなかったものの、アレンは後日にSNSで「人が何を言おうと、どんな噂が立とうと、私には友愛の気持ちしかない。ポールと私は、2人の間に壁を作るのではなく、橋を架けたいと考えている。ポールと34番へ、永久欠番おめでとう」と祝福のメッセージを送っている。

ピアースのように、ガーネットとロンドがアレンを“許す”日は果たして来るのか?

ガーネットのセルティックス永久欠番式典は、2022年3月13日に執り行われることが決定。そこにアレンが出席するかどうかは不明だ。

ただ2人はその前に、今年の9月11日に開催される2021バスケットボール殿堂セレモニーで顔を合わせる予定。ガーネットはピアースのプレゼンター、アレンはクリス・ボッシュのプレゼンターとしてそれぞれ式典に参加する。

参考記事:「Bleacher Report」

NBAプレイオフ2021:最高に心躍ったスーパープレイ12選 【ハイライト】20歳のカイリー・アービングがチームUSA合宿で魅せた天才的ハンドリング

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