ミネソタ・ティンバーウルブズ、ライアン・サンダースHCを解任
ミネソタ・ティンバーウルブズが現地21日、ヘッドコーチのライアン・サンダースを解雇したことを正式に発表した。
ウルブズは同日、マディソン・スクエア・ガーデンで行われたニューヨーク・ニックスとのロードゲームに99-103で惜敗。今季成績がリーグ最下位の7勝24敗となった。サンダースHCに解雇が言い渡されたのは、この試合の直後だったという。
ウルブズのガーソン・ローザス球団社長は声明文で、「在任期間中にウルブズのために尽くしてくれたライアンに感謝を伝えたい。難しい決断ではあったが、今回の変革は球団の短期的そして長期的なゴールを最優先した上での決断だった」とコメント。
なおチームからの公式発表はまだだが、ESPNによると、ウルブズの次期HCには、ラプターズ現アシスタントコーチのクリス・フィンチが就任する見込みだという。
2015年に癌で死去したフリップ・サンダース元ウルブズHCの息子であるライアン・サンダースは、トム・シボドーの後釜として、2019年1月に32歳の若さでチームのヘッドコーチに就任。約2年間で137試合を指揮し、その間にウルブズは、ニックスとキャブスに次いでリーグワースト3位となる43勝94敗を記録した。
サンダースHC在任中のウルブズは、とにかくスター選手の戦線離脱が相次ぎ、カール・アンソニー・タウンズとディアンジェロ・ラッセルのオールスターコンビが一緒にプレイできたのは、わずか5試合にとどまっている。
▼サンダースの初勝利を祝うウルブズたち(2019年1月)
参考記事:「NBA」