NBAオールスター2017の開催地がニューオリンズに決定
NBAが現地19日、来年2月に行われるNBAオールスター2017の開催地として、ペリカンズの本拠地であるニューオリンズが選ばれたことを発表した。
もともと2017年はシャーロットで開催される予定だったが、3月にノースカロライナ州で成立したLGBTの権利に関する州法「ハウスビル2」(HB2)に対する抗議として、NBAは7月に開催地の変更を正式に決断。これでニューオーリンズがオールスターウィークエンドのホストとなるのは、2008年、2014年に続いて10年間で3度目となる。報道によれば、ニューヨークやシカゴも候補地に挙がっていたという。
「ニューオリンズはスポーツやエンターテイメントにおける世界的な名所であり、この都市が再びオールスターの祭典を主催することに感謝している」
– アダム・シルバー、NBAコミッショナー
「トイレ法案」とも呼ばれるノースカロライナ州のハウスビル2は、トランスジェンダーの人々に出生証明書と同じ性別の公衆トイレを使うよう求める州法で、LGBTコミュニティに対する差別だとして、大きな物議をかもした。NBAの他にも、同州での事業縮小を検討すると発表したペイパルやドイツ銀行ら大企業、さらにオバマ政権も州法を違憲と訴えるなど、強い抗議の姿勢を示している。
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参考記事:「NBA」