【MIA-CHA第6戦】ウェイドが正念場でステップアップ、ヒートの勝利でシリーズ3勝3敗へ
マイアミ・ヒートが現地29日、シーズン生き残りをかけたシャーロット・ホーネッツとの第1ラウンド第6戦に97-90で勝利。シリーズを3勝3敗とし、決着をホームでの第7戦へと持ちこんだ。
75-70の5点差で迎えた第4Q、ヒートはゴラン・ドラギッチやハッサン・ホワイトサイドらの活躍でピリオド中盤まで主導権を握ると、残り時間3分にドウェイン・ウェイドが今季プレーオフ初のスリーポイントを成功させてリードを9点に拡大。そこからホーネッツはケンバ・ウォーカーの7連続得点で2点差に巻き返すも、残り46秒で再びウェイドがスリー、さらにその30秒後にフェイダウェイ・ジャンパーとクラッチショットを連続で沈め、敵地で勝利をものにした。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
MIA | 27 | 32 | 16 | 22 | 97 |
CHA | 24 | 26 | 20 | 20 | 90 |
今季のウェイドは、スリー成功数がレギュラーシーズン合計で7本のみ。昨年12月16日のブルックリン・ネッツ戦以来1本も決めておらず、この日まで22本連続で失敗していた。にもかかわらず、シーズンのかかった大事な試合の正念場で2本中2本を成功させてしまう勝負強さはさすがだ。
「スコアラーならわかるはずだが、シュートが1本入ると、バスケットが少し大きく見えるようになる。最初のスリーが決まったことで、僕の自信が増したんだ」
– ドウェイン・ウェイド
▼紫シャツの男とウェイド
ヒートは、ウェイドがチームハイの23得点、3ブロックをマーク。これでウェイドのプレーオフ通算ブロック数は160本となり、マイケル・ジョーダンの記録を追い抜いて歴代ガード選手で1位となった。
▼歴代ガード選手のプレーオフ通算ブロック数Top3
プレーヤー | ブロック数 | |
1 | ドウェイン・ウェイド | 160 |
2 | マイケル・ジョーダン | 158 |
3 | コービー・ブライアント | 144 |
ヒートはウェイドの他、ルオル・デンが23得点、ドラギッチが14得点をそれぞれマーク。敗れたホーネッツは、ケンバ・ウォーカーが30本中14本のフィールドゴールを成功させ、ゲームハイの37得点、5アシストを獲得した。
ヒートとホーネッツのシリーズ第7戦は、現地5月1日にマイアミで行われる。
ボックススコア:「NBA」