デマーカス・カズンズ、2テクニカルファウルで退場もすぐに復活してシーズンハイ55得点
サクラメント・キングスのデマーカス・カズンズが、現地20日にホームで行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で、終盤に一悶着ありながらも、今季の自己ベスト得点を獲得した。
119-119の同点で迎えた第4Q残り35秒、この日絶好調だったカズンズが、エルボーでのアイソレーションからドライブを仕掛け、ファウルをもらいながらカウント・ワンスローのレイアップに成功。このプレー後に、カズンズのマウスピースがブレイザーズベンチの方に飛んでいくのだが、審判はこれを故意に投げつけたと判断したため、カズンズは試合2回目のテクニカルファウルをコールされ、大事な場面で退場処分となってしまった。
怒ったカズンズはそのままロッカールームへと走り去っていったのだが、審判は問題のシーンについて話し合い、その結果、カズンズのアクションが故意ではなかったと判断。テクニカルファウル撤回で再びフロアに戻ったカズンズは、カウント・ワンスローのフリースローを沈めると、続く守備ポゼッションでデイミアン・リラードのレイアップをブロックし、キングスの勝利を決めた。
一度退場になった選手がロッカールームから呼び戻され、再びプレーするというのは初めて見た気がする。
▼シーズンハイ55得点
この日のカズンズは、40分の出場で5本のスリーを含む28本中17本のFGを成功させ、55得点/13リバウンドをマーク。試合後のコートサイドインタビューでは、マウスピースを巡る騒動について、「馬鹿げている」と怒りをあらわにしながら、審判の判定を批判した。
ボックススコア:「NBA」