靴が脱げたまま2連続ブロックを決めるケビン・デュラント
ゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍してからは、リム守備でも実力を発揮するようになり、ディフェンダーとしての評価が一気に高まったケビン・デュラント。現地20日に行われたニューオリンズ・ペリカンズ戦でも、38分の出場で7ブロックを記録する大活躍を見せ、しかもその内の2本は片方のシューズが脱げた状態で決めたものだ。
第2Q序盤でレイアップを決めた際に左の靴が脱げてしまったデュラントは、シューズを拾ってすぐに守備へと戻ったが、履き直す時間がなかったため、仕方なく持っていたシューズをサイドラインにトス。靴下のままゴール下のディフェンスに回ると、トニー・アレンのショットを2連続で叩き落とした。
この日の試合は、ペリカンズの立ち上がりが非常に良く、開始6分半で21-6のランを仕掛けて15点リードを奪取。一方で、序盤からターンオーバーを連発するなど、なかなかリズムを掴めなかったウォリアーズだが、第2Q中盤にデマーカス・カズンズがファウルトラブルでベンチに下がると、そこから大きく流れが変わり、ウォリアーズは21-7のランで残りの前半をクローズして、一気に3点差まで詰め寄った。
▼KDの2 for 1で前半を締めくくる
ウォリアーズはハーフタイム後も第2Q終盤の勢いを落とすことなく、後半開始から8連続得点をあげてさっそく逆転に成功。ペリカンズはアンソニー・デイビスやカズンズの奮闘で何とか射程圏内に食い下がるも、最後までリードが入れ替わることはなく、ウォリアーズが128-120でシーズン初勝利を収めた。
ウォリアーズは、クレイ・トンプソンが7本のスリーを決めてチームハイの31得点、ステフィン・カリーが28得点、8アシスト、デュラントが22得点をマーク。開幕戦で膝を痛めたドレイモンド・グリーンも問題なくプレイし、10得点、9アシストで貢献している。
2連敗となったペリカンズは、デイビスが35得点、17リバウンド、5アシスト、カズンズが35得点、14リバウンド、5アシスト、4スティールを記録。ツインタワーが開幕戦以上のモンスターパフォーマンスを見せ、さらにイアン・クラークとジョーダン・クロフォードがベンチから7本中7本のスリーを沈めて奮闘するも、点の取り合いでウォリアーズには及ばず、今季1勝目には届かなかった。
▼ツインタワーが70得点、31リバウンド、10アシスト
ボックススコア:「NBA」