【ハイライト】スティーブン・アダムス、敵選手を抱え上げて乱闘騒ぎを収拾
“NBA一タフな男”として知られるベテランセンターのスティーブン・アダムスが、ワイルドかつ紳士的な方法で乱闘騒ぎを丸く収めた。
現地17日に行われたメンフィス・グリズリーズ対シカゴ・ブルズ戦の第4Q中盤、ファウルでクロックが止まったのをきっかけに、ジャ・モラントとトニー・ブラッドリーの間で軽い小競り合いが勃発。2人は掴み合いになり、乱闘が始まりそうになるが、アダムスはすかさず間に割って入ると、敵選手のブラッドリーを正面からグイっと抱き上げて、ヒートアップしていたモラントから遠ざける。
まるで子供をなだめる父親のような包容力。一触即発の場面でも一切動じることなく、小競り合いの原因となったブラッドリーに対しても敵意や悪意など微塵も感じさせない。
相手チームの選手に押さえつけられるとさらに激怒してしまう選手もいるが、ブラッドリーはすぐに冷静さを取り戻した。さすがアダムス。こんなチームメイトが欲しい。
なお試合は、グリズリーズが乱闘騒ぎの後も最後まで二桁リードを維持。119-106で快勝を収め、シーズン31勝15敗(ウェスト3位)とした。
グリズリーズは、モラントとデズモンド・べインズがそれぞれ25得点をマーク。乱闘を収拾させたアダムスは、10リバウンドと6アシストをあげて勝利に貢献している。
一方で敗れたブルズ(27勝15敗)は、デマー・デローザンが24得点を獲得。ザック・ラビーンとロンゾ・ボール、アレックス・カルーソの主力ガード陣が揃って欠場していた。イースト首位を維持しているブルズだが、直近6試合では1勝5敗と大失速している。
ボックススコア:「NBA」