ビスマック・ビヨンボが球団新記録の25リバウンド、ラプターズがOTでペイサーズに勝利
トロント・ラプターズの若手センター、ビスマック・ビヨンボが、現地17日のインディアナ・ペイサーズ戦でキャリアハイのダブルダブルを記録する大活躍をみせ、チームの延長戦での勝利に大貢献した。
怪我で欠場したヨナス・バランチュナスの代わりに先発センターを務めたこの日のビヨンボは、42分の出場で自己最多の16得点と25リバウンド(9オフェンスリバウンド)を獲得。1試合におけるリバウンド数で2004年2月にドニエル・マーシャルがマークした24リバウンドを上回り、ラプターズの球団最多記録を更新した。
ラプターズのヘッドコーチとして通算200勝目を飾ったドウェイン・ケイシーHCは試合後、「ビヨンボのスピリットが勝因だった」とビッグマンのパフォーマンスを称賛した。
「スピリットをデータ化することなどできない。彼は25リバウンドを獲得し、スクリーンをセットして仲間にオープンな状況を作り、自身のフリースローも何本か沈めた。だがチームメイトたちが苦戦する中、我々を勝利へと引っ張ってくれたのは彼のスピリットだ」
両チームともシュートがあまり決まらず、ロースコアな展開となった17日の試合は、85-85で迎えたオーバータイムにラプターズのカイル・ラウリーがステップアップ。レギュレーションはFG成功率29.4%、8ターンオーバーと不調気味だったが、OTではチーム16得点中8得点を1人で挙げ、正念場でのオフェンスを牽引した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | OT | ||
TOR | 27 | 16 | 20 | 22 | 16 | 101 |
IND | 25 | 21 | 14 | 25 | 9 | 94 |
成績を46勝21敗としたラプターズはビヨンボの他、ラウリーとデマー・デローザンのオールスターコンビがそれぞれ28得点を記録。今季15試合を残した時点で、球団の歴代シーズン記録49勝まであと3勝に迫った。
▼ラウリー&デローザン
一方のペイサーズ(36勝32敗)は、ポール・ジョージ・ヒルの2人がそれぞれ18得点を獲得。今季はオーバータイムに及んだ8試合で1勝7敗と、接戦で競り負けるパターンがやや多い。
ボックススコア:「NBA」